しろうま と はくば 皆さんのお好みは?
昭和31年に北城村(ほくじょうむら)と神城村(かみしろむら)が合併し白馬村を名乗ることになったときに、その読み方について相当にもめたと報道されたと記憶しています。ケンケンガクガクの討論の結果、”はくばむら”に決まったといわれています。
その後、当時の国鉄の新駅名は白馬(はくば)駅となり、中央本線新宿駅から大糸線に直通する急行列車の名称も白馬(はくば)となり、以降、地上(?)に開設される白馬を冠する施設などの名前は"はくば"と言うことになりました。今や、"しろうま"と読まれるものは白馬岳を代表とする僅かなものになってしまった。もともと、"しろうま"は白馬岳の雪解け期に万年雪が溶けて残る雪形が村から見て代掻きの時期に馬の形に見えるところから、「代馬岳(しろうまだけ)」と呼ばれるようになり、白馬岳に転自じたもので私はこの読み方を大事にしたいと思っています。今は何でもかで"はくば"と読むのは情けない思いです。最近は”はくば岳”と読む人も居るようで何ともいえない気持ちになります。
白馬村在住です。
ちなみに、地元の山衆で「シロウマダケ」と呼ぶ人間は皆無です。
(あえて意識的に使い分けることはありますが・・・)
雪形の話が通説となりもっともらしく聞こえますが、これを裏付ける文献がないということが近年の調べで判明しました。
一方「ハクバダケ」という呼び方は江戸後期(文政7年)の「オオレンゲ」と呼ばれていた時代に平行して使われていたことが判明。
その時代の地図も発見されています。
ただし、明治中期に陸地測量部地図への記載の際、植物学者達のゴリ押しでルビが「シロウマ」となった経緯があり、通説として「シロウマ」という呼び名が広まったというのが経緯です。
まあ、地元民からしてみればぶっちゃけ「どっちでもいい」のであって、そこまで気にする必要もないのかなと感じています。
ちなみに白馬北小学校の校歌では「ハクバサン」と歌われています。
まあ、そこから察していただけるのでないかと・・・。
あとの詳しいことは下記を参照頂ければと思います。
https://funq.jp/peaks/article/601219/
Tapioca_Tundoraさん、こんばんは。
早速に、歴史的な資料をあげて検証を頂き大変参考になりました。単純に山屋としての思い入れから日記に投稿したのが恥ずかしくなりました。事前に自分で奥深く研究すべきだったんですね。
白馬村に在住の方に不快な思いをさせてしまったことでしょう。この場を借りてお詫び致します。
八方尾根スキー場が早々と営業終了したと言うことは知りませんでした。新型コロナ・ウイルス、何とか早く収束して欲しい!!
いえいえ。
まったく不快ではないのです。
返答で述べた通り「どっちでもいい」のであって、それぞれが信じられる呼び方を使えばいいのではと思います。
自分は「ハクバ」と呼びますが、その時のシチュエーションにより「シロウマ」を使うこともあります。
ただ「シロウマ」という呼称に思い入れがある方が多いのは確かなので、そちらを否定する気は毛頭ありませんのでご容赦を。
Covide-19に関しては、やはり早い収束を願いたいところです。
ではでは。
早速のご返信有り難うございます。
少し気が楽になりました!
tama-takeshiさん、こんにちは。
シロウマ・ハクバ問題については、ヤマレコ内にも情報の集約があります。
私も情報を提供させていただいた、KutamiRakuさんのヤマノート
白馬岳は本当に「代馬岳」だったのか?
https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=2291
がそれで、なかなか興味深いですよ。ご参考までに。
YUKI-USAGIさん、こんにちは。
興味深く拝見させて頂きました。
こうなると、日本語の「読み」そのものの問題に行き着きそうですね?
仮に「黒馬岳」という名称の山があったとします。さて、これを くろうま と読むか、こくば と読むか・・・日本語の読みの曖昧さがあって歴史的な背景がないと決まらないでしょうね。
富士山・・・ふじさん が通常だと思いますが、外国人には ふじやま と言う人が結構多い・・・
結局は、日本語の特性が絡んでいる所もあるのかなと、思量します。
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