夏も終わりかけてきましたので、今年のG対策について報告しようと思います(去年の対策状況については過去の日記をご参照ください)。
http://www.yamareco.com/modules/diary/25408-detail-33686
まず、結果から申し上げます。今年の夏はGとの遭遇回数0回を達成しました

去年は成虫、幼虫ともに数回ずつ遭遇しましたから、対策が功を奏したと言えます。バンザイです。
昨年中に、理論上は家屋内のGを殲滅していますので、今年は外部からの侵入を阻止した、という事になります。
以下が、今年行った対策と所感です。
○浴室換気扇の封鎖。
Gは乾燥に弱いそうです。従って、外から水場へと直接つながる浴室換気扇はGに都合の良い出入り口となり得ます。まずここを封鎖しました。
これは昨年施したものですが、今年も継続して使用しています。浴室の換気扇の排気口(屋外側、直径10cmほど)に網戸用の網を張って封鎖しました。幼虫でも侵入不可能な網目です。
更に、既に排気管内に巣が形成されている可能性も考慮して管内に殺虫剤を散布しました(昨年)。卵は殺虫剤では死なないので排気管内に卵があれば今年の春頃に這い出て来る事も考えられましたが、結果としては出てきませんでしたので産卵場所にはなっていなかったようです。入浴後は浴室が乾燥するまで(しばしば朝まで)換気扇を回し続けるため、かえって乾燥した環境になっているのかも知れません。
○キッチン換気扇
言うまでも無く、キッチンも水分が多い場所です。更に、換気扇・ガス台周りには油が付着しがちです。油はGの餌となります。ここも侵入経路として有力です。
キッチン換気扇も封鎖したかったのですが、開口部が大き過ぎること、油分による目詰まりの懸念、以上の二点の理由により断念しました。
代わりの対策として、換気扇フード内に多量のタカノツメを配しました。タカノツメのカプサイシンには忌避の効用があるそうです。料理を作る場所に神経毒を振りまくような忌避剤は相応しくないと判断し、タカノツメを使用しました。
○玄関:忌避スプレー
結局のところ、G侵入の最も多い経路は玄関なのだそうです。住人が出入する際に一緒に入ってしまうのだとか。昨年我が家でも、帰宅時にドアを開けた時に侵入された事がありました。どうやら、ドアとドア枠の隙間に潜んでいた様なのです。この入り方が多い様です。
ここの対策にはキンチョーの「ゴ○ブリがいなくなるスプレー」を使用しました。これをドア枠に吹き付け、隙間に潜めない様にしました。但し、この作業は途中からサボり気味で、ここ2ヶ月ほどはやっていません。本来は効果の持続期間は2週間程のようです。
○室内:忌避タカノツメ
室内のうち、寝室とリビングには忌避のためのタカノツメを置いています。部屋の四隅と押入れの両脇、家具の裏です。1〜2ヶ月に一度新しいものに変えています。
○室内:誘引毒餌コンバット
玄関、キッチン、トイレ、洗濯機置き場、以上の、侵入口に近いエリアには、逆に誘引効果のある毒餌を置いています。コンバットとかブラックキャップとかです。万が一侵入されてもすぐにコレを見つけて、お食事を終えてお引取り願おうという目論見です。しかし、わざわざ遠方からお招きする必要はないので、最小限に留めています。
○屋外用コンバット
建物の外、玄関の両脇と、全ての窓の両脇には、屋外用コンバットを配置しました(4月、7月に交換)。
室内でどれだけの対策を練ろうとも、近隣や屋外に生息するGたちが餌を求めて侵入してきます。しかし、餌を求めているのであれば、逆に餌を与えればいいのです。Gは餌を求めて家屋に接近してきますが、入口の手前に美味しそうな餌が置かれていればそれを食べない理由はないでしょう。そして満足して巣に帰るはずです。
結局のところ、侵入阻止に最も効果を発揮したのはコレだと思っています。
○掃除・水切り
Gの餌は食品だけではありません。先に記述した油分の他、石鹸、爪や毛髪なども餌になります。つまり、タンパク質ならなんでも良いということです。そこで屋内外の掃除はかなり重要になります。
床は掃除機をかけ、ガス台とその周辺は水拭きします。出来る限り使用毎に行いますが、炒め物とかした日は特に欠かせません。浴室の水切りも重要で、入浴が終わったらワイパーで水を切った後、使用済みのタオルで拭き上げます。
また、屋外で落ち葉が積もっている場所などはGの寝床となりえますので、これも時々掃除しています。
さて、長々と書いてきましたが、まとめます。
Gが人家に求めているものは三つあります。
ひとつは餌。二つ目は水。そして最後は、冬を越すための温かい環境です。この3つを潰しておけば、Gが家屋に留まる理由がなくなります。三つ目の温かい環境を無くすのは難しいですが、冷蔵庫や洗濯機の下などの、特に温かい場所に忌避剤を撒く、逆に誘引して毒餌を与えるなどで対応できると思います。
よく、コンバットの様な誘引作用のある毒餌には否定的な意見が聞かれます。美味しそうな匂いで誘引するから遭遇してしまうのだ、という意見です。しかし、忌避剤などを用いて家から追い出しても、彼らは家のすぐ外で生活するだけです。そして忌避剤があっても無理やり侵入し、餌をゲットして逃げていきます。屋外で繁殖したGに、いつの間にか包囲されているのです。おお怖い。
本来、G成虫は冬を越すことが出来ない生き物です。冬になる前に産卵し、冬が来れば成虫は死ぬはずです。しかし人家の環境が良くなった事で状況が変わりました。一度家屋内に巣を形成すれば、もう夏も冬もありません。年がら年中、元気に活動し、寿命の尽きるまでの1年間程は産卵し放題という事になります。これを阻止するには積極的に駆除することを考えなければなりません。とは言え、そのための戦場を自宅のキッチンに設定するのは嫌ですから、家からは追い出しつつ、水際で叩きましょうと言う事になります。
Gの生態や駆除の方法は、冒頭にURLを書きました過去の日記に詳しく記してありますので興味のある方は参考にしてください。
さあ、あなたも、ご近所お誘い合わせの上、レッツG対策!
最後に豆知識。Gはタマネギの皮の匂いが大好きなんだそうですよ!

鷹の爪ですか、これは良いこと聞きました!
今年うちではトータルで10匹以上もでてきて、
その度にゴキジェットで瞬殺してきました
そろそろ見かけなくなってきたので、
来年に向けて対策うつ参考にさせていただきます
ゴキジェットはうちも常備してます。
あれは効きますよね!
鷹の爪の効用は実際どの程度あるのか分からないんですが、私は効いてると信じています。おばあちゃんの知恵袋的な話の様です。人畜無害なので重宝しますよ。
しかし10匹以上とは…どこか近所に巣があるんでしょうね
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