名前を変える。

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2016年03月25日 16:28雑感全体に公開

昨日、ID変えてみたけど、なんかいまいち。
ログインで打ち込むのも手間がかかる。

ちょっと前に夫婦別姓について話題になっていたけど、
その頃、日記も書いていたので読み返してみた。

多くの女性は、結婚したら旦那の家の姓に苗字が変わる。
一部の男性も、婿入りすると変わるらしいけど、
暫くは男性の方の姓を夫婦で名乗ってから、
改めて婿養子に入る場合もあるらしい。

養子縁組制度というのも、なかなか複雑なようで、
日記をかいたあとで少し調べたけど、ほぼ忘れてしまった。

ところで、時代小説を読んでいると、
昔の人は、生まれた時から老境に至るまでに
何度も名前を変えている。
竹千代→元信→元康→家康→東照大権現　とか

子どもには子供らしい名前があって、
元服すると、大人らしい名前に変えて、
隠居したら、柳生○○斎みたいな名前なのったり。

現代だと、戸籍上の名前が変わるのは、
婚姻・養子縁組と仏門に入る時？くらいらしいが・・・。

そう考えると、
名前を変えることで人間は生まれ変わることができた時代が
あったんじゃないかと思う。

子どもから大人になる時に、
同時に名前も変えることで、
一人前の大人としても自覚が芽生えたり、
隠居して名前を変えることで、
現役時代の欲みたいなものから開放されて、
より自由で柔軟な心持へと改心したり。

江戸時代には、縁切り寺（駆け込み寺）というのがあって、
嫁いではみたものの、どうにも亭主の『家』に馴染めない女性が、
そこへ逃げ込んでしまえば、亭主の『家』も手出しができなくなり、
ある程度時期が過ぎれば、お寺で得度？を積めば、
逃げ込んだ女性も名前を改めて、別人として世に戻れたらしい。

とはいえ、やはり、
そういう名前を変えるという風習を悪いことに利用する輩もいたようで、
いまでは、生まれた時から死ぬまで同じ名前を使うのが一般的になってしまった。
そのほうが、人間を管理するのに都合が良かったんだろう。

戸籍制度が出来上がった明治元年からもうすぐ150年。

政府や制度は変わっても、DVとかいじめとか、
そういうものは、無くならない。

犯罪者となってしまった人の中には、
すっかり改心して、もう一度人生をやり直したい人も、
何人かはいると思うが、
江戸時代なら名前を変えてやり直すこともできたのかもしれない。

自信をなくした子供も、
住むところや名前を変えて、
生まれ変われた時代だったのかもしれない。

まぁ、いいことばかりじゃないのだが。
世の中悪いやつもいるので。

ところで、去年話題になったことといえば、
マイナンバー制度というものもあった。

最近は、ちょこちょこ問題が発覚しているみたいだけど、
たいしたニュースにはならない上に、
なんだか最初の目的とは違う方向で、
やたらめったらマイナンバーを利用しようとする企業や団体が
出ている感じさえする。

なんだかなぁ。
番号なんてつけられたくないなぁ。

名前が適度に変えられた時代、
罪人には、焼き印とか入れ墨とかが入れられていた。

マイナンバーってのは、現代の入れ墨みたいなもんだな