珍しくさくが元気無さそうに寄ってきた。
『あたまがいたい』
と、いう。
日曜日の公園で雲梯から落ちて、おでこをしたたか打っていたのだが、
どうやらそこが響くらしい。
当日できていたタンコブは引いて、
青あざもできてあおらず、
そう気にするものでもないかと判じてみたのだが、
元気なくくっついてくるので、しばらく抱きしめておいた。
幼稚園、どうする？
と聞くと、
どっちでもいいという。
熱はない。
そのまま寝そうだったので、
寝部屋に運んで添い寝することにした。
昨日は連休明けの幼稚園だったので、
遊びすぎて疲れたのか。
と寝顔見ながら私も入眠。
10時頃起きる。
もう一度聞くと、幼稚園には行けそうだったので、
連れてくことにした。
外は僅かに霧雨。自転車だと寒いくらい。
一応、周りの子どもたちにもわかるように、
頭に軽く包帯を巻いておいた。
幼稚園について、
心配そうに出てきてくれたばーさま先生に事の顛末を話してから辞去。
こんなお天気だしね。
ちょっとくたびれたかな。
と、カラカラ笑ってくれた。
このままさくちゃんいなくなっちゃったら、悲しいな。
と、よろしくない想像なんかもしてみたのだが・・・。
家について、台所に運ばれた食器を見てみたら？！
隠すように汁物の具（野菜）がごっそりと残されていた
うーむ。
ちょうど今朝、おかーちゃんとその話をしてたのだ。
『さく、ちゃんとお汁の野菜食べてる？？』って。
どーやら、今朝はおかーさんに手伝ってもらえず、
かといって私に言うこともできず・・・。
うまいこと誤魔化そうとしたけど、気が気じゃなかった。
というのがあたまの痛みの真相らしい（笑）
うまいこと甘えて誤魔化すなんざ、
なかなかの女子っぷりで一本取られた。
さて、どうするか。
帰ってきてから説教するか。
それとも、もう少し大きくなってから笑い話として聞かせるか。
とりあえず、明日のみそ汁の具はちょっと減らしてみようと思う。
●ついで話
昨日の月曜は上履きを忘れて行ったさく。
駐輪場で気が付くと、わたしのせいにした。
それは違うでしょ。忘れたのはきみ。
お迎えにいけば、
なんでクルマで来なかったの？
まったく、おとーさんったらー。
と偉そうなことをいう。
甘やかして育てた覚えはないし、
妻も長女もこんな言葉を発するタイプじゃないのだが、
いったいどこで覚えてきたのか。
テレビも見てないし、幼稚園以外ないんだけどね
うーむ。
やはり悩む。
ここはビシッとしつけるべきか？
それとも、もちっとオトコあしらいの上手なイイ女を目指してみるべきか。
とりあえず、
『明日返してね』と
先生がおっしゃっていた上履きは、洗ってみたけど乾かないので、
濡れたまんまで返却させてみた
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