めちゃコミってとこで16話まで無料だったので、思わずイッキ読み。
https://sp.comics.mecha.cc/books/111617
立ち読みスルーだけじゃ申し訳ないのでリンク貼っといた。
続きも読みたくなったけど、課金はしない主義なので、
まんがパークに行く機会があれば読んでみよう。（ステマじゃないよ）
で、13話の中で『トロッコ問題』というのがでてくるのだけど、
昨今話題になっていた『登山自粛する/しない問題』に似ている感じがしたので興味を持った。
ググってみたら、コロナ関連でも話題になっていたみたい。
・コロナ禍で考えてみた「トロッコ問題」 4人の賢者の答え（週刊ポストセブン）
https://www.news-postseven.com/archives/20200428_1557445.html
4/28の記事なので、ひと月も前の記事だった。
回答者は以下の４名
東大法学部主席・山口真由氏
脳科学者・茂木健一郎氏
愛国者・古谷経衡氏
人気ユーチューバー・しなこ氏
唯一聞いたことのある名前だった茂木さんの回答は『その場になってみないと分からない』なんだけど、それを言い出したらどんな問題でも、『その場になってみないと分からない』んだから、全く答えになっていない。
まったく答えになっていないことを堂々と云う、言える、妙な説得力がある。というのがその道の権威の『凄み』だろうか。
ただ、よくよく考えてみるとそもそもの出題に無理があるし、現実的ではない。
ポストの記事の例であれば、クレーン使って鉄板を動かしている時間があるなら、道玄坂の250人を避難させる努力をすればいい話である。それに、鉄板を移動させたとして、そんなに都合よく鉄球がすっぽり穴に収まるのか？
トロッコ問題にしても、そもそも、偶然、切替え器のそばにいたとして、しかも暴走トロッコに自分だけ気づく、その上進行方向の作業員の人数まで把握しているというのは、一般人にはあり得ない設定だし、その状況で素人の私が暴走トロッコに気づくのであれば、線路作業員もそれぞれ自分たちで暴走トロッコに気づくはずである。
おかしな問題だなぁと思ったので、改めてググってみたら、原典は少し違った設問だった。
あなたは『どちらを選びますか？』
ではなく
『それぞれについて道徳的に許されるか答えよ。』
というのが、
トロッコ問題の本質らしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/トロッコ問題
個人的に『する/しない』『許す/許さない』の問題ではなく、
道徳的に『許される』か『許されない』かっていうのも興味深い。
そもそも道徳ってなんだ？！
ところで、登山の自粛。
わたし的には、山登りは個人的な道楽なので、他人様（地元住民）にイヤな思いをさせてまで、強行しようとは思わない。
登山経路の自治体なり地元住民が『来訪自粛してください』『入山しないでください』というのなら、そういう場所には基本的にはいかない。
コロナうんぬん以前の問題。
登山者同士はお互い様なので、いろいろ議論をすればいいと思うが、あまりにも地域住民を無視した身勝手な議論を目にするとなんだかなぁと思う。
自粛要請されていても山に行く人はいるし、
そういう人を非難する気もないけれど、
逆に来られる方の地元住民は、
そういう登山者を袋叩きにして放逐してもいいんじゃないか？とも思う。
少なくとも彼らには平和に暮らす権利がある。
そんな訳で、どっちにしても関わらない方がいい。
道徳的にどうかは知らんけど
最後に、ちょっと疑問に思ったのだが、
『コロナの拡散防止には十分な配慮をして、事故のないように安全に登山するなら大丈夫』
という人の場合、計画書の提出というのはどうするのだろうか？
このご時世に県外の県警に提出するのなら、なかなかの度胸だし、
自県の県警に提出するのも、それなりの信頼関係が必要なんじゃないかと思う。
提出しないで行くのなら、それは安全登山と言えるのだろうか。
登山自粛と言う勿れ
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