八池谷には滋賀県で唯一「日本の滝100選」に選ばれている八ッ淵の滝があるが、八ッ淵の滝上流にもまだまだ滝は続いている。「七遍返し」からいくつかの小滝を越え、谷が右に大きく曲がると、この谷の第2の核心部となる。この第2核心部には小滝がいくつもあり、その最下流のものが「まぼろしの滝」と呼ばれている。
以前は数条に分かれて、途中で交差する美しい流れをしていたが、近年は落口付近の様子が変わり、左側の流れがなくなっている。また、滝の真下にも以前より行きにくくなっている。
滝は季節により、時間により、水量により、いろいろと変化する姿が見られるが、年月の経過とともにも変化するものだ。滝は見る度にその印象が変わり、まさに一期一会。何度訪れても飽きることはない。
この滝の下流、登山道が谷を離れて右岸斜面を登っていく少し上流にも、一時期通称「シャクナゲの滝」と呼ばれていたこともあった、小さいが美しい滝がある。
ガリバー旅行村から1時間30分ほど(途中から登山道を離れて谷の中を歩くが特に難所はない)
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