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現場に近づく前にクマの糞があり、この尾根をテリトリーとしていることがわかる。そして、さらに進むとまた何やら前方に黒っぽい動物がいた!
一瞬ドキッとしたが、そいつはイノシシであった。前と同じ奴なのかなあ。
何事も無く、現場に到着してみて改めて見回すと、こんな所で出くわすもんかなあという静かな尾根である。で、検証してわかったことは、熊鈴は全く聞こえてなかったということである。キノコ採りの人は解ると思うが、この時期、シモフリシメジが出るので、ゆっくりと下を凝視しながら歩くとザックにつけた鈴は全く揺れないので音が出ない。ほんとシモフリは見つけにくい。
今回、同じ道を普通に歩くと鈴は鳴ったので、登山者にとって熊鈴は有効でも、この時期のキノコ採りには全く意味が無い。
クマは下を見て何やら食べていたようだったから、お互いにその存在を直前まで気づかなかった。普通に登山していたら、さっきのイノシシみたいにこちらに気づいて、逃げていたのではなかろうか。超強気な熊でない限り。
あと、クマとこちらの間に身を避ける木が眼前にあったのもラッキーだった。
それとザックを片がけしていたのでさっと、手にとれたのも大きい。でも、ちょっぴり自分の反射神経も意外とまだいけてると思った。
今回は幸運が重なったけど、登山する時はやはりちゃんと前を見て、周囲にも気を配りながら歩かなきゃだめだと肝に銘じました。
ちなみに熊スプレーはいつも手に持ってても、あの至近距離では間に合わない。なにしろ、目があって三秒くらいの間の出来事だから。
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