![]() |
山に登れば疲れるように、ビルの生息地に行けば吸血されることも山の代償と考えていた。
とは言ってもビルに血を吸われるのは嫌で、ヤマビル密度の高い地域の山は季節を考えて行っていた。
先日丹沢のビルが生息する地域のハイキングをした。
コースは早戸川林道〜榛の木丸〜姫次〜蛭ヶ岳〜市原新道である。
今回は自分なりのヒル対策をして歩いてみた。
靴下は釣り道具店で買ったネオプレーン・ソックスにした。
簡単にヒルが入り込めないような配慮だが、実際にはヒルには苦もなく入り込めるようである。
そして足首に濃い塩水を染み込ましたテニス用のリストバンドを付けた。
靴に取り付いたヒルが生足部分に這い上がって来ないための対策である。(添付写真)
市原新道の下部は想像していたようにヒルが多かった。
登山口まで降りて来て靴下を脱ぎ、入念にヒルチェックするが、なんとか無害だったようだった。
登山口で下山用の靴下と靴に履き替えた。
ところが家に帰って靴を脱ぐと靴下が血に染まっていた。
どうやら登山口で靴を履き替えた以後に入り込まれたと想像できる。
ヒルに対してはまったく油断ができない。
今回のヒル対策が果たして有効だったかはこれだけでは結論が出せない。
同行者はまったくの無防備だったが被害はなかったからである。
今回の山行で注意したのは二つである。
ひとつは途中で立ち止まらないことと、休む時は乾いた場所ですること。
もうひとつは頻繁にヒルチェックをすることだった。
同行者は頻繁にヒルチェックしていたので、難を逃れられていた。
休む度に靴下の裏側までチェックしていた。
チェックは足だけでなくザックなどにも留意しないといけない。
ヒルはどんな対策をしても絶対はないようだ。
しかし体に取り付かれてもすぐに吸血されることはない。
取り付かれても吸血される前に気付けばよい。
その点今回履いたネオプレーン・ソックスはよくないかもしれない。
またスパッツを薦める人もいるが、チェックしにくいのでよくないと思う。
以前ネパールの水田地帯を雨季に歩いたことがある。
日本で経験したことのないようなヒル密度だった。
現地のポーターは半ズボンで素足でサンダル履きだった。
当然ヒルに取り付かれるが、取り付いたのがすぐ解るので手ではらいながら歩いていた。
頻繁にヒルチェックできるのがヒル対策としてよいように思えた。
こんばんわ
僕はヒルにあったことがないのですが キコリの友達に聞くと石鹸水を靴に塗ってるって言ってました
はじめまして。
先月、素足に足袋で沢登りをしましたが、ヒルが足袋を上がってくるのが感じられました。この時、ネオプレーンの靴下は丹沢には合わないな、と感じた瞬間でした。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する