初心者向けの装備講座２

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2012年10月25日 19:40初心者向けの装備講座全体に公開

第２回になります。

最低限必要な装備がわかったところで、服装になります。

「服装」

登山の服装としては、山という街中とは違う環境に服装でどう対応するのか？という点が鍵になります。

登る山の標高・地域・季節や天候により変わってきますが、基本的に山という環境に対して服装で柔軟に対応していくことになります。登る山の環境はその時その時で違います。ですが、その環境は登っている時点では選べません。だからこそ服装で体温調整を行い、山に合わせるしかないのです。

登山の服はシステムで着る

そんなイメージで考えると良いです。

とは言え服装は昨今の山ガールに代表されるように、完全に好みが分かれる所なので、基本的な考えは踏まえつつ、よりオシャレにいろんな選択肢があって良いと思います。また、歴史的な推移、流行もありますので、一概に何が良い悪いというわけでもなく、様々なスタイルのなかで自分に合った物を選ぶというのが良いでしょう。

では、具体的に進みます。

基本は、外から

上
ジャケット（レインウエアーでも可）

トレントフライヤージャケット
 http://webshop.montbell.jp/goods/list.php?category=1000

防寒着（フリース・セーター等）

シャミースインナージャケット
 http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1104867

長袖シャツ（可能なら吸汗速乾素材）

サーマスタットシャツ
 http://goldwinwebstore.jp/shop/ProductDetail.aspx?sku=NR61213_NY_S&CD=FW130334&WKCD=FW130330

Tシャツ（可能なら吸汗速乾素材）

ウイックロン ZEO ロングスリーブT
http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1104827

下
ズボン（可能なら速乾素材でストレッチ素材）

ブリーズスパンサウスリムパンツ
 http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1105369

となります。

「いきなりそんなに言われても全部そろえたら金がいくらかかんだよ！」

と言いたくなる所ですね。

実際、金持ちならともかくいきなり登山用品店で揃えるとかなりかかる内容なので、登山を進めながら装備を揃えるのが良いでしょう。また、街着として着ていくつもりでデザインや色を選ぶことで無駄がなく、登山をやめたとしてもそのまま使い回しがききます。とりあえず手持ちの物を使っていくのも手です。

というわけで、最初は手持ちの長袖シャツとフリースジャケット、レインウェアで間に合わせ、下は綿パンあたりが妥当な装備です。
Tシャツは妥協せず、安売りの吸汗速乾素材の物を買いましょう。

ぶっちゃけジャージなんかでも夏山では間に合います。学生登山なんかではジャージで登りますし、意外と先輩でもジャージ使ってたりします。

ですが、重要なのは
①肌着は綿のシャツではなく吸汗速乾素材の物を使う。
濡れた肌着は風に吹かれると体温を奪うからです。
②防寒着（フリース・セーター等）は必ず持っていく。
寒い時に防寒着がなければ体温を保持できない。という点ですね。

山中では体温を奪われる要素が多く、低体温症の危険があり生命に関わる可能性があるからです。

「登山よもやま話」
装備の話は先輩らと話がよく出ますが、近場の山で頻繁に登る先輩とかに言わせると。「作業着とゴム長靴で間に合うよ」だそうで、「いやぁ他の人と登る時は少し見栄えのする格好するけどさ、あ、Tシャツは吸汗速乾素材の方が良いよジャスコで安く売ってるし」と言われてます。実際、前に舟形山登った時に山仕事する人がワークマンの作業着とゴム長で登って来て、「すごい本格的格好しているね」なんて言われ、なぜか恥ずかしくなった経験があります。北アルプスなんかでも高校登山部の学生合宿の部員はジャージだったりします。かといって昔の先輩はニッカボッカで登ってましたし、色々ですね。

2012-10-24 初心者向けの装備講座１

2013-01-08 クライミングについて解説①岩

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