前回の続きです
☆谷（渓谷・沢登り・シャワークライミング）
谷は登山においては危険なため登山ルートには適さ無いですが、かつては登山するために谷から入っていき、その旧ルートが残っている場所もあります。
谷は複雑な地形のため難所である滝や岩壁、水、急斜面を登る渓谷登山にはロック・クライミングと同等の装備と技術が必要になります。
装備として沢専用の靴、ハーネス、確保器、カラビナ、シュリンゲ、ザイル、ヘルメット、ハーケンなど
水場で濡れていて危険なため滑落などの事故も多いです。主に草木に支点を取り確保する場合が多いですが、クラックがあれば岩でもなんでもあるもので支点を確保しルート工作します。
急流の渓谷が多い日本独自とも言える登攀スタイルで東北の主な地域山岳会は夏場沢登りをしています
沢登り 二口山塊 大行沢 （オオナメサワ）
http://www.youtube.com/watch?v=Kg6u7J7f7ms
安達太良山 杉田川
http://www.youtube.com/watch?v=yYVMm0XcHCs
１シャワー・クライミング（滝登攀）
沢登りのことを英語でシャワークライミングと言う場合もありますが、正しくは滝登攀になります。
水の飛沫を浴びながら滝を登攀する様子を指します。
シャワークライミング
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=gZxPn2Vd5eg&feature=endscreen
http://www.youtube.com/watch?v=XCq0LZ4F6WA&NR=1&feature=endscreen
２キャニオニング
危険な谷を逆に下降する、という行為になり、懸垂下降や場所によっては樋状の滑滝をそのまますべります。
キャニオニング白馬 Canyoning in Hakuba
http://www.youtube.com/watch?v=kOq5REjU6EM
沢登りは対象を渓谷にとり、一般的には沢の源頭部（稜線）まで登り、一般登山道を下るスタイルになります。また直登できない滝を迂回することを「巻く」と言い、沢に下降するときや滝を下る時に「懸垂下降」をするなど、登山としては総合性が高い技術が必要とされます。
懸垂下降練習
http://www.youtube.com/watch?v=DPUdSrSqPX4
筆者は地域山岳会で沢登りを教えていただきましたが、かなり勉強になりました
また、沢における確保技術は冬山・岩でも同じです。
沢は全国山があれば谷があるためどこでもできます。近場では二口渓谷名取川流域各支沢、レベルが高い所では大朝日Ｙ字雪渓に至る沢など、地図を開き谷に線を引けばそこが対象ルートです。
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