先日、鳥海山の縦走で33km(とはいっても20kmは車道)歩きました。矢島駅に着いた時にはまだ余力がある程度の筋肉痛で、下山後も2-3日筋肉痛が続きました。今回どれほど筋肉が痛んだか、翌日採血してCPK(クレアチンキナーゼ)を測定しました。
結果は1900↑(正常値:62〜287)と高値であり、かなりの筋がダメージを受けているようでした。CPKは心筋梗塞でも上昇するので念のためアイソザイム(心筋か骨格筋かを判別)を測定しましたが、結果は骨格筋由来が98%であり、登山の影響と云うことで間違いなさそうです。筋がダメージ受けると肝機能の値(GOT GPT)も上昇するのですが、これらもやや上昇していました。筋はしっかりと再生するでしょうが、過度な登山は健康にはあまり良くないでしょうね。
ある実験では学生に10km走らせた2日後のCPKは4000-10000位上昇したとのこと。私の1900程度はまだまだ軽いほうかもしれません。できれば1000以下程度の運動が安全なようですし、あまり高値になるとCrush症候群のように腎不全を発症してしまう危惧もあるので、、、とはいってもどんだけ筋が障害受けたかは毎度は判断できないですよね。
人間ドック等の検診の直前にキツイ登山するとCPK,GOTが上昇し、心筋梗塞が疑われ緊急の受診勧告がなされるかもしれません。また肝機能障害疑いとして、更なる肝機能検査や腹部超音波検査を勧められる事にもなりますので注意が必要ですね。また、登山直後に人間ドック等の検診を受ける際には、問診時に「◦日前にキツイ登山しました。」と申告しておいたほうがベターでしょう。
CPKを3ヶ月に1回測定しています。4年前富士山の翌日は2000でした。激しい運動の後は筋肉が炎症を起こしているので、2000程度となることよくあるとのことです。先日の大朝日岳の翌日は400でした。
ドクターも承知、承認のもと、たまに運動翌日の測定もしていますが、この時は山行を持続的にするよう推奨されました。
たしかに、運動直後のCPK測定には私のようにドクターに申告した方が良いと思います。CPKネタに思わず反応させていただきました。
貴重なコメントありがとうございます。私も時々CPKみていますが、高値になったのは初めてで、半日程度の登山だったら筋にダメージ少なく回復していたのでしょう。今回はまだまだ歩ける余裕があったので、三桁程度かと思ったら四桁の1900だったので、ちょっと高いかな?と思いました。いろいろな疾患でCPK上昇あるのですが、検診や医療機関での採血ではCPKは項目に含まれないことが多く、比較的なじみの薄い検査項目ですが、ドックでは測定されることが多いのでやはり検査時申告はしておいたほうがよいですね。
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