ようやく日記が更新できます!
被災地滞在中は電源が確保できずに日記が更新できませんでした。
17日に福岡に帰ってきても雑事で追われなかなかパソコンを開く機会がなく、
今日ようやく落ち着いてヤマレコを更新です。
わずか1週間という短い期間でしたが、ボランティア活動を終えての報告と感想を。
1週間を通じて一般のボランティア活動内容は、被災された方々のお宅を伺い倒れた家具の移動、壊れたものの搬出、泥出し、清掃などです。
私が居た多賀城市地区では、沿岸部には漁港、工場、倉庫などが立ち並んだ地域に続いて居住地区が広がっています。
大きな被害を受けた沿岸部は大企業の建物が多く、一般のボランティアは活動していません。
居住地区にも進入してきた津波はひどいところでは1階の天井近くまで水につかったそうです。
そのため活動した住居のほとんどは、建物自体は残っていましたが、1階部分がほぼ壊滅状態でした。重油や汚れなどが含まれた海水につかると、ほとんどのものが再利用できない状態になってしまいます。
まずそれらの家具類を家外に搬出するのが最初の仕事です。
ガラス戸などが割れたり、床がぬかるんで滑りやすいなど怪我の危険と戦いながらの搬出は重労働です。特に濡れた畳は想像以上に重く滑りやすいため骨が折れる作業でした。
波と一緒に流れてきたものと家主の持ち物が泥にまみれてごちゃごちゃになっていて判別するのが煩雑だったのであきらめて捨ててしまう家主の方も多くいらっしゃいました。
搬出の次は泥出しです。
畳の部屋なら床板まで外して泥の搬出を行いました。重油や海からの砂などが含まれる泥はヘドロ状になっており、とても掘り出しにくいものでした。このような泥は床下だけでなく、全ての家財、家具類の小さな隙間にも潜り込むのでそのほとんどは再利用が不可能な状態で捨てざるを得ないものばかりでした。
最後は仕上げの清掃です。しかし多賀城の一部ではまだ断水の地域があり綺麗に水洗いすることが難しい家もあります。そういうところは出来るだけ雑巾を使ってふきあげます。
被害が比較的少ない家屋では2時間ほどで作業は終了しますが、平屋で敷地が広い家屋になると何日もかかります。作業が終了するまでその家に携わりたいと思うのが心情ですが、多賀城では先着順で派遣されるため、同じ家に当たることはありませんでした。
震災から時間が経過していたためか被災された家主さんには笑顔がもどっていましたが、大変な思いをされた方々も多くいらっしゃったことでしょう。これからの復興が本当に大変な時期になると思いますが、とにかくくじけずにがんばってほしいと願うばかりです。
たった1週間では人間一人のボランティア活動は微々たる物であることを実感しました。まだまだ被災地にはボランティアを必要としている地域があるでしょうが、残念ながら私は遠方なので次回はいつ行けるのかわかりません。
この日記を読まれた方でボランティア活動ができそうな方がいらっしゃれば、ぜひ参加してほしいと思います。
一日でもいいと思います。被災地で懸命に生活している方々と触れ合うことは被災者の方だけでなく、自分自身にも有益になることだと感じました。
関東地方からは土日を利用してボランティアに参加している方々が多く参加されていました。既に退職されている高齢の方や地元の中高生なども参加しています。
VCから依頼される作業は、重労働ですが作業自体は難しいものではありません。単身で参加されている方々も多いので寂しくなることもないかと思います。
これを読んで一人でも多くの方々がボランティアに参加されることを願っています。
またこのたびの震災で被災された方々に謹んでお見舞い申し上げると同時に、早急な復興を心からお祈りいたします。
こんにちわ、ary193さん 。
ボランティア活動 お疲れ様でした。まだ余震が続く中での活動ご苦労様でした。
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