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〔御あそびあり
(管弦の御遊が催されました)
・・・・・・・
御贈物、笛、箱に入れてとぞまはべりし〕
(藤原道長から帝への贈り物。当時第一の名器の横笛、箱に入れて)
終わりました。
赤字で文横に説明がついていますが、やはり良くはわかりません。
ただ、古文を味わえたのは有意義でした。
短い『紫式部日記』で良かったです。
このスタイルで『源氏物語』はとてもとても。
それにしても、古文にしても、外国の物語にしても、訳者の存在は実に有難いです。
この物語、道長の娘彰子の出産から始まりました。
一条天皇の第二皇子敦成親王です。
第一皇子は、清少納言が仕えた定子の生んだ敦康親王でしたが、皇太子になれませんでした。
一条天皇が亡くなり三条天皇が位につき、第二皇子は4歳で皇太子になります。
三条天皇には道長の娘妍子が中宮になり、皇太子敦成親王は三条天皇の後を受けて9歳で帝位(後一条天皇)につき、その日、道長は左大臣で摂政になりました。
更に娘の威子が後一条天皇の中宮となります。
〈この世をば わが世とぞ思ふ 望月の かけたることも なしと思へば〉
威子立后の折、道長が詠んだ歌。
[巻末の解説より]
オマケ
〈世の中を なに嘆かまし 山桜 花見るほどの 心なりせば〉
紫式部
【写真】は[ネムノキ]長居公園にて
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