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ある時、ふと気づいたら、座っている私の前に、杖をついた人が立っていました。
気が付かなかったんです。
それから、スマホはやめて、本にしました。
ある時、座席は空いているのに私の横に座ったご婦人がいました。
そして「その本○○ですよね」と話しかけてこられました。
またある時は、私が読んでいる横で、立っているおっちゃんが、「私は本は読まないが、面白いですか」と。
最近、地下鉄で本を読む人が増えてきたような気がします。
今読んでいる『萩を揺らす雨(紅雲町珈琲屋こよみ)』
主人公は76歳の杉浦草(そう)、お草、草さん。
[小蔵屋(こくらや)]を舞台に、周囲の違和感を敏感に察知して解決していきます。
大正生まれです。
そして〔戦争も貧乏もくぐり抜けて、長い間生きてきたのだ。〕
と、書いてあります。
最初の[紅雲町のお草]、これを書いた作者吉永南央(よしながなお)さんは、1964年生まれなので、当時40歳。
私より12歳若いです。
40歳だったんだ!
と、思いました。
76歳のお草さん、どなたかモデルになっている人がいるのかな。
それとも、まったくの想像でしょうか。
【写真】は、映画館のあるコンクリートビルの一画にあった池(左)と花壇(右)
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