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短編集になっています。
はじめの[紅雲町のお草]を読みました。
主人公は、和食器とコーヒー豆を商っている[小蔵屋]の主、76歳の杉浦草。
気になる事を調べるために、歩き回っていると、
若い警察官のいらぬお世話で、周囲の人から、徘徊する[痴呆老人]扱いされてしまいます。
ちょっと心に残ったところ
〔結局どこか自分だけは老いの外だという妙な自信があったのかもしれないと
・・・
身体の不自由な由紀乃に同情や優越を感じていなかったか。
・・・
もしかしたら、正気と信じている自分は、自分の異常が理解できていないだけなのではないか〕
吉永南央著『萩を揺らす雨』
2011年4月10日第1刷/文春文庫
([紅雲町のお草]初出は「オール讀六物」2004年11月号)
【写真】は秋の七草/長居公園植物園にて
(今朝は風が強い、涼しくはありません。予報ではやがて雨☔に)
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