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(「すずめの子を、いぬきが逃がしてしまったの。ふせごの中に入れておいたのに。」と言って、ひどくくやしがっている。)
参考(いぬきは童女の名前。ふせご/伏せ籠は衣服に香をたきしめるのに使う籠。スズメは5月初旬頃に巣立ちをするそうです。)
[若紫]といえば、このセリフを思い出します。
尼〈おひ立たむ ありかも知らぬ 若草を おくらす露ぞ 消えむそらなき〉
(行くさきのあてもわからない若紫を後に残しては死ぬにも死ねませんね)
べつの女性〈はつ草の おひゆく末も 知らぬまに いかでか露の 消えむとすらむ〉
(幼い若紫のご成長になる姿を見届けずに、死ぬなんておっしゃらないで下さい)
母に似ているという藤壺を慕う源氏、その面影を宿す[若紫]、実は藤壺の姪でした。
(明解古典学習シリーズ[源氏物語上])
(谷崎の訳本読んで読み返す。髪の形や衣の色や)居彷人
solosolokunさん、こんにちわ。
源氏物語では、この巻が一番好きですね。
若紫の天然童女っぷりに
光源氏がいかれるのもわかりますね。
(^◇^)
こんにちは k-yamaneさん
スズメの巣立ちを検索してみたんです。
1度目は5月初旬、二回目が6月から7月ころだそうです。
このシーンは1回目の、幼い、ピョコピョコのスズメを捕まえて籠に入れてあったんでしょうね。
童女[いぬき]は故意かミスをしたかで逃がしてしまったんですね。
このスズメ、ひょっとしたら[若紫]のことを紫式部は表したんでしょうか?
ふと、そう思いました。
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