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登って行く山の斜面に、赤い［ヤブツバキ］と真っ白の［タムシバ（名札がありました／コブシかと思っていましたが）］。
連結車両の中に、オープンエアでクラシックな車両が１両あって、それに乗りました。
外との仕切りがないので、真っ白い花の、香りが入ってきます。
ヤブツバキはたくさんあって、古そうですが、幹の太さは人の腕くらいか、太くても太ももくらいです。
樹齢はどのくらいなのでしょうか？
今年は［椿］についてはいろいろあったので、見る目もちょっとそれまでと違います。
（初めてのケーブルカーの木のベンチ、何やらゆかし春の六甲）居彷人
【写真】�▲襯ぅ灰侫ぅ船沖�オオバキスレ
（六甲高山植物園にて）
📖［土佐日記］は読み終えました。
一行は［難波］の川尻から河上りして、［鳥養（とりかい）］に泊まり、［鵜殿（うどの）］に泊まり、［山崎］に泊まり、京に車をとりに行かせます。
そして京に。
（貫之の妻）〈むまれしも かへらぬものを わがやどに こまつのあるを みるがかなしき〉
（この家で生まれて、還らぬ人となったあの子、ここに小松〈＝子待つ〉があるなんて、見ると悲しくなるわ）
（貫之）〈みしひとの まつのちとせに みましかば とほくかなしき わかれせましや〉
（亡くなったあの子、千年生きるという松のようにいつまでもいてくれたら、遠くの土佐の地で別れることもなかったろうにな）
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