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この帖のタイトルは、🌿ヨモギやムグラがのび放題で荒れた宿から。
〔浅茅は、庭の面も見えず、しげき蓬は、軒を争いて生いのぼる。葎は、西・東の御門を閉じこめたるぞ、たのもしけれど、・・・〕
末摘花の話です。
源氏〈尋ねても 我こそ訪(と)はめ みちもなく ふかき蓬の もとのこころを〉
(訪ねてあげよう。荒れ果てた屋敷に住んでるあの人を)
源氏👨〈藤浪の 打ち過ぎがたく 見えつるは 松こそ宿の しるしなりけれ〉
(藤の花が気になって。やはりこの松があなたのお住まいのしるしでしたね)
末摘花👩〈年をへて まつしるしなき わが宿を 花のたよりに 過ぎぬばかりか〉
(ずっと、お待ちしていたんです。でも、何年も音沙汰のなかったわが宿。藤の花を見るために寄ったのですか)
(式部様、こぼれ話のようですね。赤花のひと、出てくる話)居彷人
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