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長い帖です。
([宿木]は[寄生]とも/潤一郎訳では[寄生]と)
タイトルの由来
宇治を訪ねた[薫]
〈宿りきと 思い出でずば 木の下の 旅寝もいかに 寂しからまし〉
(昔、ここに泊まったことがあるという思い出がなかったら、この山荘の木蔭の宿に旅寝するのも、どんなに寂しいことであろう)
の歌から。
この薫の口ずさんだ歌を聞いて[辨の尼]
〈荒れ果つる 朽木のもとを 宿木と 思ひ置きける 程の悲しさ〉
(この荒れ果てた朽木のような老尼のおりますところに、昔お泊まりなされた宿と覚えておいて下さいり、思いおこすにつけても、大君のいらっしゃらないことが悲しゅうございます)
ところで、与謝野晶子訳[源氏物語]の(五)だけあるんです。
[早蕨]から、最後の[夢の浮橋]まで。
読みやすい文ではありますが、和歌に解説が無いのが残念です。
昨日は、読み終えた2冊📕[二百十日]と📕[心淋し川]を返却してきました。
[心]には、たくさんの数の待ち人がありますので。
(旧暦で[秋初月]の十五日、満月だけど昨晩は雨)居彷人
【写真】は、コムラサキ(長居公園で)
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