源氏が須磨で謹慎中、明石に行き、そこで明石の姫との間に生まれた子(娘)でした。
源氏の正妻[葵の上]の命と引き換えのように生まれた[夕霧]は53歳です。
時の流れを感じさせます。
[52/蜻蛉]の次の帖は、[53/手習]です。
タイトルの由来
「浮舟の手習いをする場面、数ヶ所の記事による」
その1つの場面
〔(浮舟は)われながら、口惜しければ、手習に〕
〈身を投げし 涙の川の 早き瀬を しがらみかけて 誰かとどめし〉
(悲しみのあまり涙の川に泣き沈みながら、宇治川の早瀬に身を投げたのを、誰が柵を設けて止めてしまったのか/恨めしい)
〈我かくて 憂き世の中に めぐるとも 誰かはしらん 月の都に〉
(私がまだ死にもせず浮世に生きながらえていることなど、都では知らないだろう)
(物語、五十四帖あと二帖[てならひ]の次最後の話)居彷人
【写真】アレチヌスビトハギ(Gレンズで)
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