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〔例籠り居給へるほどよりも、多く過ぎ行くに、「右の大殿、またいかにおぼしなげくらむ」とおぼしやるも、いと苦しければ、御文聞え給ふ〕
中納言〈ありながら あるかひもなき 身なれども 別れはてなむ ほどぞ悲しき〉
（生きていても甲斐のない身でございますが、全てのものに別れてしまうのは悲しいものです）
右大臣、臆する娘［四の君］に返事を書かせます
〈憂きことに かばかりいとふ わが身だに 消えもやらでぞ 今日までは経る〉
（申し訳なく辛く悲しいわが身でございます。そんな私でさえ、死にもしないで今日まで生きております）
そして
［69/中納言懐妊］です。
注釈を書いている作者は
〔舞台で男役を演じてきた女が、はじめて女役に挑戦する時の恐怖に似た気持ちが、根本にありはしまいか〕と書いています。
（人生のドラマの中で一大事、どう生きるんだ中納言殿）居彷人
【写真】
�．灰好皀紅�に花は１輪
�▲張泪哀蹈劵腑Ε皀鵝丙Ｄ�はいくつかヒラヒラ）
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