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男君と女君、お互いのあらゆる事を学び、男君は[右大将]に、女君は[内侍(ないしのかみ)]になりかわります。
[124/新右大将参内]
帝〈雲の上も 闇にくれたる 心地して 光も見えず たどりあひつる〉
(そなたが行方知れずになってから、宮廷も闇にとだされようで、右往左往していたよ)
新右大将〈月のすむ 雲の上のみ 恋しくて 谷には影も 隠しやられず〉
(帝のおられる宮廷が恋しくて、谷に隠れてばかりはいられなくなりました)
[129/四の君の不審]
旧右大将の奥さん[四の君]に会いに行きました。
四の君〈見しままの ありしそれとも おぼえぬは わが身やあらぬ 人や変われる〉
(前のあなたと違うみたい。私が変わった。それともあなたが)
新右大将〈一つにも あらぬ心の 乱れてや ありしそれにも あらずとは思ふ〉
(私ひとりを愛しているわけじゃない、あなたの心がそう思わせるんでしょう)
と、無事切り抜けたようです。
(このあたり、話の流れ騒がしく、古文そこそこ訳文を見る)居彷人
【写真】ダリアにアゲハ(長居公園)
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