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〔四月廿八日、亥剋ばかり、樋口富小路より、火出で来て、辰巳の風はげしう吹きければ、京中おほく焼けにけり。
大きなる車輪の如くなるほむらが、三町五町をへだてて、戌亥のかたへすじかいへにとびこえとびこえ焼けゆけば、おそろしな(ん)どもおろかなり。〕
*[亥剋]=午後十時
*[樋口富小路]=河原町五条付近
*[辰巳]=東南
*[戌亥]=西北
*[すぢかへ]=ななめ
*[おそろしな(ン)どもおろかなり]=恐ろしいどころではない
他のいくつかの[書]にも記録されているようです。
平家物語は事件と関連させてこの災禍を意味づけようとしていると【解説】
今年は、先に(旧)正月が来て、その後に春(立春)が来ます。
(新年を迎えてすぐに春が来る。今年は順当。いいことありそ)居彷人
【写真】[緑萼](大阪城梅林で)
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