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「まさか!」です。
3/11迄に返却しなければなりません。
とりあえず読めるとこまで読むしかありません。
(平家物語)
[山門牒状]の次は、[南都牒状][永僉議][大衆揃][橋合戦]
と続きます。
📖[南都牒状]
延暦寺と奈良興福寺に治承四年五月十八日牒状を送りました。
[延暦寺]は「文書が気に入らない」と返答しません。
[(奈良)興福寺]は
〔貴寺身命を捨てて(宮を)守護し奉る条、含識のたぐひ、誰か随喜せざらん。
・・・
よく梁園左右の陣をかためて、よろしく我等が進発の告を待つべし。・・
治承四年五月廿一日〕と。
📖[永僉議(ながのせんぎ)]
山門(比叡山)は心変わりした。
南都はまだ来ない。
夜討ちをしよう。
というところに
〔平家のいのりしける、一如房の阿闍梨深海、弟子、同宿数十人〕会議を長引かせます。
*[平家のいのりしける]=平家のために祈る。
📖[大衆揃(だいしゅぞろえ)]
二手に分かれて向かうも、夜が明けてしまい、止むなく中止。
意図的に遅らせた一派の房に行き討伐。
阿闍梨深海は逃げて平家六波羅へ。
宮(以仁王)南都へと決断
(笛の話なども)
*[大衆]=寺僧
📖[橋合戦(はしかっせん)]
疲れきった宮のために、宇治平等院でしばし休憩します。
〔浄妙明秀は、かちの直垂に、黒皮威しの鎧着て、五枚甲の緒をしめ、黒漆の太刀をはき、廿四さいたる黒ぼろの矢おひ、塗籠藤の弓に、このむ白柄の大長刀とりそへて、橋のうへにぞすすんだる。
大音声あげて、名のりけるは、
「日ごろはおとにもききつらむ、いまは目にもみ給へ。
三井寺にはそのかくれなし。
・・・
一人千の兵者(つわもの)ぞや。・・・」〕
(皆が知る「遠からんもの音に聞け、近くば寄って目にも見よ」これ)居彷人
熱の入った語りべ琵琶法師の声が聞こえてきそうです。
【写真】宇治平等院
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