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『建礼門院右京大夫集』でもふれていました。
📖[小宰相身投(こざいしやうみなげ)]
通盛の書いたラブレター
〈我恋は 細谷河の まろ木橋 ふみかえされて ぬるる袖かな〉
*[ふみかえされて]=踏み返えされて(文返されて)
この手紙を見た女院「これは逢わないのを恨んだ手紙ですね」
そして、
この女房を賜って、おたがいに深い愛情で結ばれることになりました。
そして[小宰相身投]です。
小宰相、通盛の子を宿していました。
舟の中で、めのとに語ります。
〔「・・・うたれぬと聞きつれども、まこととは思はでありつるが、この暮れほどより、さもあるらんと思ひさだめておるぞとよ。
・・・
いきてゐてとにかくに人をこひしと思はんより、ただ水の底へいらばやと思ひさだめてあるぞとよ。・・・」〕
〔御そばにありながら、ち(ッ)とまどろみたりけるひまに、・・・
「南無」
ととなふる声共に、海にぞ沈み給ひける。〕
『平家物語3』終わりました。
最後の[四冊目]は、返却待ちです。
(三冊目「誰々最期」次々と、特に[敦盛][小宰相]まで)居彷人
【写真】海
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