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〔鎌倉殿、大臣殿に対面あり。
おはしける所、庭を一つへだてて、むかへなる屋にすゑ奉り、簾のうちよりみいだし、比企藤四郎能員（よしかず）を使者で申されけるは、・・・〕
頼朝の言葉は、かつて重衡に語ったのとほぼ同じで、個人的に平家の人に恨みはない、平家が朝敵となり、追討せよと院宣をいただいたからです。と。
そして、
義経に連れられて都へ向かいます。
近江国篠原の宿に着き、大原から聖を呼んで戒を授け、念仏をすすめられ、斬られて三条河原で検非違使に渡されました。
📖［重衡被斬（しげひらきられ）］
〔本三位中将重衡卿は、狩野介宗茂に預けられて、去年より伊豆国におはしけるを、南都の大衆頻りに申しければ、
「さらばわたせ」
とて
・・・
遂に奈良へぞつかはしける。〕
道中、［日野］という所に、長年連れ添った女房がいると聞いている、会わせて欲しいと。
北の方、「これに着替えて下さい」とあわせの小袖に浄衣の衣を
「脱いだ衣は形見に」と重衡、
長き世の形見に「和歌を」と北の方。
重衡〈せきかねて 泪のかかる からころも 後の形見に ぬぎぞかへぬる〉
女房〈ぬぎかふる ころももいまは なにかせん けふをかぎりの 形見と思へば〉
〔「契りあらば後世にてはかならず生まれあひ奉らん。一つ蓮にと祈り給へ。・・・」〕
奈良までまだ遠い、武士を待たせているからと出発します。
袖にすがって「しばし」と北の方。
重衡、決心して出て行かれた。
〔骨をば高野へおくり、墓をば日野にぞせられける。
北の方もさまをかへ、かの後世菩提をとぶらはれけるこそ哀れなれ。〕
（［宗盛］と［重衡］最期語られて、これでこの本待ってる人に）居彷人
「次予約有り」となっていた［平家物語４］、替わりに12分冊の［平家物語12］を借りました。
今日からは厚さも半分ほどの文庫です。
【写真】いずれも7/10
�．魯泪罐Α癖眛擦法�
�▲灰�ア（長居公園植物園）
��サルスベリ（長居公園植物園）
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