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(巻一)
📖〔神武天皇より九十五代の帝、後醍醐天皇の御宇にあたつて、武臣相模守平高時と云ふ者あり。
此の時、上、君の徳に乖(そむ)き、下、臣の礼を失ふ。
之に従り、四海大いに乱れて、一日も未だ安からず。〕
*[御宇(ぎょ・う)]=天下/天皇がお治めになっている御代(みよ)
*[高時]=鎌倉幕府14代執権北条高時
(源頼朝の武士政権、源氏は3代で滅び、執権の北条氏が政権を握るようになった)
いろいろあって
(巻四十)
📖〔爰(ここ)に細川右馬頭頼之・・・天下の管領職に据ゑしめ、御幼稚の若君を輔佐し奉るべしと、軍議同じ趣きに定まりしかば、右馬頭頼之を武蔵守に補任して執事職を司る。(1367年)
中夏無為の代になつて、目出たかりしことどもなり。〕
*[管領職]=将軍補佐
*[若君]=足利義満(10歳)
(一休さんに出てくる将軍さま。金閣寺を建てた人。
銀閣寺は孫の義政/8代将軍)
*[中夏無為]=国中が平穏無事である。
参考[室町時代]
(広義)1338年(足利尊氏征夷大将軍となる)〜1573年(足利義昭を信長が追放するまで)
また
〜1392年(南北朝の合一)までを南北朝時代
1467年(応仁の乱)〜を戦国時代
とも。
(太平記、バババと読んだビギナーズ。あるいは本文この先いつか)居彷人
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