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富士こどもの国をスタートし、天使山塊、麓、本栖湖、精進湖、足和田山を巡り、河口湖大池公園にゴールする、92km、累積標高差4100mのコース。
今回は正直なところ完走は難しいかと思っていた。
何しろ練習不足も甚だしい。
仕事ばかりの毎日だった。
この1ヶ月、4回しか練習してない。
直前の4週間で、30kmロードレース、丹沢トレラン27km、70kmロードレース、96段階段30往復のみだ。
果たして、92km、累積標高差4100mを完走できるのだろうか?
どうやったら完走できるか、当日までにコース図、高低図をよく見て走り方を考えていた。
こどもの国からの緩やかな長い下りは走りやすいので飛ばしがちだが、ぐっとペースを抑えて行く。
天子ヶ岳への登りも小股でちょこちょこ、ゆっくりとした足さばきで行く。
これは効いた。天子ヶ岳についても足が完全に残っていた。
熊森からの下りは急だから、膝に負担が掛からないように飛ばないで、優しく足を下ろす。
とにかく後半に向けて体力を温存する。
各関門に対して最低2時間のアドバンテージを保つ。
時計周りの天子山塊は、過去UTMFで二回経験していて、コース特性が頭に入っているのも、役にたった。
調子が上がってきた天子〜熊森山においても、しっかりと自重して行けた。
ちょっと誤算だったのが、熊森から下りれば、あとは比較的楽かなと思っていたら、今回新しいコースとなっていた、A2麓までの長いロードの下りで、足を使わされたこと。
これで、A3までのだらだら登るパノラマライン、城山の登り下り、その後A4まで続くアップダウンで苦しめられた。
ところどころで、他のランナーと話をしながら気を紛らわせることができ、とても助かった。
A4精進湖エイドでの関門に対するアドバンテージは1時間半になっていて、この先の足和田山の登りを考えると、もう少し時間を食いそうで、かみさんに7時ゴールになると思うとメールした。
しかし足和田山に向かうところで知り合ったランナーと話しながら、フラットや下りの箇所でしっかり走ることができ、余裕ができた。
河口湖湖畔に降りてからゴールまでの約5kmは、ずっとキロ6くらいのペースで走り通せた。
予定よりも少し時間が掛かったが、まずまず作戦を遂行できた。
嬉しいゴールだった。
18時間22分37秒
総合293位(1061人中)、年代別28位
面白いトピックとしては、スタートから6時間55分の、熊森山から下るトレイルの途中で、3時間遅れてスタートしたUTMFのトップランナーに抜かれたこと。強烈なスピードだ。二位のランナーをかなり引き離していた。
その後続々とUTMFランナーに抜かれ、思ったのは、かつて僕もUTMFのランナーとしてSTYのランナーを抜きながら169kmを走り切ったたんだなぁと、今の体力からは考えられないので、感慨深かった。
今回はレース中、富士山がずっと見られた。
特に、朝3時くらいに、真っ暗闇の中、月に照らされて薄っすら見えた富士山は美しかった。
熊森山の下りで暗くなってきて、ライトを使ったが、霧が出ていて、頭に装着していると、眼下で霧に灯りが反射して地面が非常に見にくい。
ハンドライトを持って走るランナーを見て、頭からライトを外し、手で足元を照らすと地面がとても見やすく、走りやすかった。
ゴール後、ホテルに着いて、右腰の辺りがなんか痒いなと思って掻いたら、潰れたマダニがくっついていた。頭が皮膚に入っている状態ではなかったが、噛まれた跡らしきものがあった。
経過を見て、感染症が発症しないか、気をつけなければね。やばいウイルスを保持している場合があるから。
以上、2018STY
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