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吉村昭といえば、山歩きをする方なら黒部ものの「高熱隧道」「水の葬列」はご存じではないでしょうか。これらの本は何度も読み返し、譲ったり買ったり、また譲ったりして今は手元にはありません。
吉村昭を教えてくれたのが今回災害がありました仙台の友人でした。
彼とは山を始めた頃、白山、立山連邦、飯豊、朝日連峰・・・山ボード、フリークライミング・・・と休みの度に山へでかけ、下山後は浴びるほど酒を飲んだ楽しい思い出があります。
友人に地震の被害はあったものの、津波による致命的な被害は無かったので、ほっとしました。
今は仙台で建築士としてして災害調査に追われている様子です。
さて本題ですが、記録文学者としての吉村昭の小説は、本当に生々しい。
本篇は過去に襲った3度の大津波の記録です。読み始めるとどんどん引き込まれていきます。
2011年3月11日に発生した東日本大震災の直後より、本書の注文売上が急増、著者の妻で小説家の津村節子は版元を通じ、増刷分の印税は震災復興に寄付すると表明した。
岩手県田野畑村には、蔵書を元に「吉村文庫」が開設されていたが、震災の津波で約750冊の蔵書が全て流失している。(ウィキペディア)
吉村昭が生きていれば、
再び起きた今回の津波災害をみて、何を思っただろう。
おはようございます、smiyaさん。
吉村昭は自分も好きな作家で、いろいろ読んでます。
もちろん「高熱隧道」も読みました。
しかし「三陸海岸大津波」は読んだことがありません。
今回の津波災害を思い浮かべながら、読んでみたいと思います。
smiyaさん、おはようございます。
私も吉村昭は好きでよく読んでいますが
この本は読んでいませんでしたので
読みたいと思います。
地震の報道で田野畑村のことを聞いた時に
吉村昭が友人の勧めで小説を書いてその村を気に入り、
よく通っていたということを思い出しました。
smiyaさんこんにちは。
私も「高熱隧道」から始まり、「零式戦闘機」 「大本営が震えた日」などの戦史物など、好きな作家のひとりですが、「三陸海岸大津波」はノーチェックでした。
早速読んで見ます。ありがとうございました。
katatumuriさん sakusakuさん kazuhi49さん
こんばんは。コメントありがとうございます。
三陸の人々は何度も津波の被害にあっているのに、故郷を離れることはせず、津波と共に生きてきた。
なぜか?吉村昭は自分の考えを述べず、読者に答えを委ねている。
今回の震災とオーバーラップして、とても考えさせられる名作だと思います。
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