ココヘリに今年の11月に入会した。老人の単独行動では、転倒などの遭難の可能性が高く多くの人に迷惑をかけるので、自己責任で解決できるところは解決したかったからであった。
以前に日記に書いた。
https://www.yamareco.com/modules/diary/301035
入会してから調べて見たら、ココヘリが威力を発揮する場面は低い山では少ないが、しかしココヘリしか解決できない場面も今頃になって判り入会して良かったと思っている。私のようなへっぽこ老人の知識
等はとっくに知っている方が大半であろうと思うが、念のため。
○ココヘリの必要性が薄い場合
携帯電話で自ら警察等に電話できる場合は携帯に「位置情報」が相手に判る機能がある。その場合は携帯電話で警察に電話すれば、どこの地点で遭難しているか判る。
ジオグラフィカには「いまここにいます」として家族、友人などにメール等すれば連絡できるサービスを無料で提供してくれている。グーグルマップに遭難地点が表示される。これで家族や友人に遭難地点が明らかになる。家族から警察にそのメールを転送すれば遭難地点が判る。
以上の時は、ココヘリに入会する実益はあまりなさそうだ。
もちろんこの時でも、ココヘリに自分で携帯で電話して、ヘリコプターで探して貰うこも可能であろう。
○ココヘリが威力を発揮する場合
一番の問題は携帯電話が通じない場所、地点で遭難した時である。
単独行動の場合は自分しか救助の要請の道がないので、この場合は事前に家族、友人に帰る時間帯を予め連絡しておき、その時間が経過した時は、ココヘリに電話をして貰い、ID番号と、どこの山に登ったかを連絡をして、へりで探して貰うことである。
この場合はココヘリが一番威力の発揮する場面であろう。
携帯電話が通じる地点でも、転んだ時に携帯を入れたザックを谷に落としてしまった場合も同様となる。
この場合、当人の帰る時間帯はだいたい夜になるので、夜でもココヘリの遭難受付はしてくれるが、現実にへりが飛んで探してくれるのは翌日の午前8時以降になることである。(夜明後速やかにヘリを飛ばしてくれたら春、夏、秋の場合はありがたいが)
遭難地点で救助隊の捜索をあてもなく待つより、ココヘリの電波が通じやすい地点で待っている方が少しは頑張る意欲がでるかも知れない。
行方不明者が各地の警察遭難情報をみても相当な人数になっている。
このような時の、単独登山の安心の「お守り」と思えば年3650円は安い。
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