【批評】アウトドアリサーチ ストームトラッカー グローブ

今年から山登りを始めたド素人ですが富士山に登頂した際(2012/9/15)に使用したグローブについて一丁前に批評してみたいと思います。

富士山に初登山した時の天候が最悪で、豪雨に降られるわ、強風に煽られるわ、で使用していた普通の軍手が雨でびっしょりになり、ウェアは問題なかったのに指先だけ冷たかったことを痛感し、2回目の富士登山の時には万全を期して望みたかったってこともあって、やっぱりきちんとしたグローブを揃えないといけないんだけど何を買ったら良いんだい？とすんごく迷ってました。
実際に店舗に行って着けてみたりネットで調べてみたりしても、なかなか『これぞ一品』というグローブが見当たらず、良く行く山道具屋さんで熟考に熟考を重ね、最後はエイヤっっっ(笑)で買ったのがアウトドアリサーチのストームトラッカーというグローブでした。
決め手となったのが写真も載せていますが『防水性』と書いてあったことです。

手の形が複雑なことから裁断して形を整える為にグローブに防水性を求めることって非常に難しいらしいです。
シームレスでゴアテックスを採用しているグローブだったら在ると思いますが、如何せん値段が高い・・・。
費用対効果を鑑みても最高で1万円まで(それでも高いんですけどね)。
そんなことからストームトラッカーに決めました(7000円弱)。

さて、前置きが長くなってしまいました、さっさと書きます。
使用した時の富士山の天候は晴れ。
八合目にある白雲荘で御来光を待ったわけですが、その時の気温が摂氏1℃から2℃。
気象庁発表の河口湖上空3kmの風向は南、13m/s。
と体感温度にするとマイナスな温度に達してたんじゃなかろうかという寒さでした。
だったんですが、このストームトラッカー、ゴアのウィンドストッパーを採用しているからか対応温度領域ってのが-9℃/2℃と雪山仕様になっているので寒さをまったく感じさせない程、手はへっちゃらでした。
お鉢巡り時も風は強かったんですが、まったくもってへっちゃらです。
素晴らしいです。
というか下山し始めたら暑いんじゃねーか？という印象を持ちました。

富士登山時の御来光待ち、登頂アタック時なんかには使える一品だと思いますし、雪山登山時にも当然使えると思います。
けど、3シーズンしか登りませんって方にはお勧め出来ないかもなぁという印象です。3シーズンだけだったら便利で安価な軍手、これに限るんじゃなかろうかと思いますし、僕はもしかしたら当分使わないかもな、とも思っています。

で、今回の購入の決め手となった『防水性』
雨に降られることが無かったので、お家の風呂に水張って漬けてみました。
するとどっこい、なんとまぁプププと泡が。。。
つまり、空気が抜けて水が浸入してるって証拠ですね。
次、グローブを買う際にはもっと慎重に選ぶべきですね、勉強になりました。

ちなみにアウトドアリサーチの製品はinfinite guaranteeだそうです。
すでに保証されていないってオチですね。