山は逃げないけれど、仕事は逃げる

夏季休暇も取れず休みなしで働いていた今年の夏
先月で仕事も落ち着いたこともあり、関係各所に休業宣言をして1週間の休暇を取得

休暇はぐんま県境トレイルの残り区間、野反湖からゴールの鳥居峠までの縦走を計画
バスのシーズン運行終了日の20日、野反湖キャンプ場にIN
20-21日は悪天予報のため、キャンプ場の2日間のんびりして、22日から縦走を開始することにしていた

20日は予報通りの悪天
バスが野反峠に近づくと雪がぱらつき始め、峠を越えるころにはプチ吹雪
テン泊予定だったがコテージに変更

荷ほどきをしているとスマホにメール着信
急ぎ仕事の依頼だったが、不在、相応不可の旨は予め連絡済
その日はお断りするつもりで一人宴会を始める初日の夜を過ごす

翌朝、雪は降りやまずキャンプ場は薄っすらと積雪
最初のピークの三壁山の山頂は白く雪化粧
翌日は10時間オーバー、藪漕ぎもあるややハードな行程
一応、雪山の準備もしてきたものの少々逡巡

山は逃げないというけれど、仕事はちょっとしたことで逃げていく

ということで、
このまま先に進むのがやや億劫になってきた自分に言い訳がましく
休暇を切上げ仕事を受ける旨、メールに返信

5日分のうち、2食分しか減らなかった食料
たいして軽くなっていないザックを担いでキャンプ場を後にする
問題はシーズン運行を終えたバス、最寄りのバス停まで歩いて4時間以上
取り敢えず最初は雪化粧した湖畔の散策路を通って野反峠まで
その後、黙々車道を歩いて花屋敷温泉のバス停へ

結局、コテージに1泊しただけで今年の休暇は終了し、
今日から数日をかけて依頼された仕事をこなす
休日返上の受注なので少しは恩を感じてくれると嬉しいのものだが...