事故後2ヵ月から3ヵ月まで。
■経過
3月10日(事故後2ヵ月)〜
晴れて退院し、自宅療養となった。杖なしで歩くことはできるが、まだ両足ともぎこちなく、長時間歩くのは難しい。特に右足は相変わらず踵で踏ん張ることができず、疲れやすいように感じる。しかし、以前のような右臀部のしびれは感じることはなくなり、日常生活はほぼ支障はないことが確認できた。
退院後もリハビリは継続し、朝晩の筋トレとストレッチ、時間があれば近所の散歩をしている。これまでのように劇的に改善していくことはないが、少しずつはよくなっているような気がする。辛抱強く取り組むしかない。
食事の制限がなくなったのが嬉しい。食後のコーヒーも、晩酌の酒も飲める。調子に乗ってたらふく飲み食べしていたら、入院中に6kg減った体重もあっという間に元に戻ってしまった。
4月2日(事故後3か月)〜4月7日
診察のため、手術した岐阜の病院を4月2日に再訪した。入院当時はずっと院内にいたので、外来で訪問するのは新鮮だった。レントゲン検査および診察の結果、経過は順調。右脚の症状について相談したところ、仙骨神経孔付近の骨が折れていた影響で、神経の損傷が疑われるとのこと。治るかどうかは経過を見るしかない。山登りについては、無理のない範囲であれば再開してもよいとのこと。
この週の土日は花見を兼ねたリハビリ散歩にいそしんだ。土曜、京都は鴨川の河川敷を出町柳から京都駅まで(途中、大谷本廟に寄り道)。日曜は奈良は吉野山にて、下千本から奥千本までをピストン。いずれも整備された道をせいぜい3〜4時間程度歩いただけだが、酷く疲れてしまった。やはり体力も筋力も衰えていることを実感。
4月から仕事も復帰したのでこれまでのように時間は割けないが、また北アルプスに登れるようリハビリに取り組んでいきたい。
■退院後にしたこと
・保険の請求(諸々の請求書をかき集めるのが存外面倒で、まだ完了してない)
・勤務先への傷病手当の請求
・事故当時の装備品の整理(後述)
■事故当時の装備品の整理
退院後、3か月振りに愛用の道具に再会した。事故当時、救助の後で救助隊の方々が現場からザックを回収してくれたらしい。本当にありがたい。
ザックはところどころ裂けており、おそらく修理は難しい。中身もクッカーなど固いものは破損してしまっていた。しかし、それ以外のテントやシュラフなどは特に破れもなく無事だったので、次いつか使う日のために乾かして仕舞っておいた。
当時身に着けていた衣類は治療の際に切って脱がしたので、病院で破棄してもらっていたが、ハーネスだけ手元に戻っていた(これも切られてしまっている)。事故当時の出血を吸って赤黒く変色してしまっているのが生々しかった。
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