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平川氏の話しはわかりやすくて面白い。笑いもたくさん。でも、大事なところは真面目に。ファイントラック製品の紹介も少し。
時間ちょっと過ぎたら満員。みなさん、すごく熱心!
jRO自救力アップ講習会( jRO会員限定30名)
◆日時:2019年11月25日(月)18時〜20時
◆場所:ファイントラック(finetrack)TOKYO BASE 2階特設会場
◆テーマ:『ソロ登山の条件』〜単独で登るために必要な技術とリスク〜
◆講師:マウンテンガイド協会 会長 平川洋一郎 氏
・「己を知り山を知れば百山殆からず」=事前の計画と準備に時間をかける
・不安を減らすには今の自分に自信と余裕を持てる計画を立てる
・アクシデントに備え、想定範囲を広く、対応技術や知識を更新
・正しく歩き、食べ、着る
・山に慣れてきたら「五感を研ぎ澄ます」
・登山計画書にザックや服装のブランドや色=捜索に役立つ
・ペース配分:計画時間通りに。まず疲れないこと
・休憩配分:想定の場所で水分、カロリー補給
・良い登山とは「調べて、備えて、組み立てて、何事もなく設定時間で帰ってくること」
・準備運動は動的ストレッチで(鹿屋体育大山本正嘉教授の登山体操)
・安全ポイント「不用意に身体を冷やさず、体温を保つ」
・歩く:多量に汗をかかない速さで歩く
→初めはゆっくり(200~300m/h)、無理せず息切れせず最大心拍数を超えない
→小股で。膝をあげ足裏を見せない。全体を地面に接地。足音たてない。
→登りのコツ。ペースを保つ、斜度をなくす、上を見ない
→バテない下りは、スピードを抑え足元をしっかり確認、音を立てない
→ストックを正しく使うと効果的
・食べる:適正時に適正なカロリーと水分量を摂取
→10min/hか5min/30minで休憩。「早めに」「短めに」、水分・カロリー補給
→積極的休憩:衣服調整、水分・行動食、動的ストレッチ・体操、現在地確認…
→重篤な事故は11時、発生頻度は14時。「もうちょっとで…」
→身体と脳の働きを維持する炭水化物と脂質の摂取を
→【道迷い】地図の読み違い・判断ミスは脳の疲労(脳のエネルギー不足)
→引き返さないは筋肉の疲労(筋肉のエネルギー不足)
→【転倒・滑落】ボーッとしては脳の疲労(脳のエネルギー不足)
→足が出なかったのは筋肉の疲労(筋肉のエネルギー不足)
→山のエネルギー不足は遭難の元
→朝夕で1800kcal+行動食で1200kcal=3000kcalをまず目標に摂取
→昼食はパンやおにぎりをメインに、ナッツやサプリ、煎餅、チョコ、梅干し
→甘い(糖分)、しょっぱい(塩分)、酸っぱい(クエン酸)の3要素⇒お好みで
→水バテはシャリバテより怖い…
・着る:正しい組み合わせと適正な手入れ
→低体温症は気が付かないうちに忍び寄り急激に悪化する
→寒く感じたときにすぐに着る。予防が一番大切
→低体温症の3大要因(低温、風、濡れ)稜線付近の気温、風や降雨
→体温が1℃上がると熱中症、下がると低体温症
→手当は急に温めない、手荒に動かさない(シュラフにくるみ湯たんぽ)
→レイヤリング(重ね着)が重要(濡れ、温度調整、動きやすさ)
・アクシデント発生時、救助要請か自力下山かの判断
→救助時は、冷静かつ自分の安全確保、現場の正確な把握(二次事故防止)
・ビバークに必要なもの(ツエルト、バーナー、3段ストック)
・ツエルト(3mmの細引き10cmスリングを天頂部、20cmを四隅を色違いでセット)
→就寝前に張り綱を張り直すのが安眠のコツ(finetrackのツエルト2ロングがいい)
・「慣れ」は、、安全意識を低下、必要な手順を省略、必要な装備を外させる
・雨具のフードがばたつく時は行動しない、手首・首の保温に努める
・休憩中、風は顔で受けない(背中で)、分岐では位置を確認
・心の領域、コンフォートゾーン(安心できる領域)を拡張する
・「意地を張らない」「競わない」「無理をしない」
・「アクシデントでは絶対に諦めない」
・他の人が見落とす微かな異変に気付く…
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