乗鞍スノーハイキング

　5月1日夜7時のニュースの天気予報で明日は最高の天気とのお墨付き。移動性高気圧に覆われる日本列島の真ん中の乗鞍岳へ行く準備を始め、家から5時間かけて三本滝駐車場へ。2時間ほど仮眠し、5時頃には周りが賑やかになり起床。気温は0℃快晴。
　コーヒーをテルモスに入れようと準備を始めたらライターが無い。隣の車の人にライターありませんか？と聞いてゲット、着火。これが後から効いてた。東京からのお二人ありがとう。
　6時25分、フリートレックという長さ１ｍのスキーにシールを着け登山開始。雪質のためかシールの効きがいまいちで苦労する。それでも中央アルプスをバックに、2時間ほどで高天原の平坦地に。強く冷たい風。アウターを着込み、さらに今日の目的地の肩の小屋下のトイレ！を目指すが、近くに見えているのに結構時間がかかる。9時10分トイレ到着。風が遮られたトイレの陰で、冷えた体をテルモスの暖かいコーヒーで温め、チョコレートで一息。
　金沢から来たというテレマークの先行者はアイゼンを着けこれから頂上へ。頂上から下りて来た人は、位ヶ原山荘に泊まり朝一で頂上へ行き、アイスバーンの斜面を滑って下りて来たとのこと。
　もともとハイキングのため、クトーで登れるようならと思っていたがアイスバーンではと頂上はあっさり断念。
　この後滑って下りたのだが、間違ったコースに入り大苦戦。夏毛に変わりつつある野兎が目の前を横切り、そこここにカモシカの足跡。最後は沢になり、スキーを脱いでルートファインディング。何とか本来のコースに戻り、11時10分駐車場に戻る。ブーツを脱ぎ、スキーパンツも脱ぎ、ウールシャツも脱いでアスファルトの上でトカゲ。観光客が白い目で見ている。
　11時45分駐車場出発、帰路の野麦街道は桜の花盛り。木祖村に入ると御嶽が桜の花に映え白く輝いている。権兵衛峠を越えると南アルプスの大展望が広がり、道沿いには花が満開。最高の季節。
　一休みに松川の清流苑で南アルプスを眺めながら温泉でまったり。一般道のみで自宅に18時帰着。疲れた〜。ビールが美味しい。