なんぞうまいもん食べにいこか その2

　大阪というか、関西の街では、ものを食べたり飲んだりするのに店の人との「会話」が欠かせない。ただ関西人でない私たちが関西人と話をするのには、ものすごいプレッシャーがある。
　おもしろい話をしなければいけないのでは…。突っ込まれたらどうしよう…。などなど考えていると、何もしゃべらないで置くのが無難と判断して黙ってものを食べることになる。
　でも本当は関西弁でなくても、おもろい話が出来なくても、ノープロブレム。結構やさしい人が多いんです。聞けば教えてくれるし、会話をすれば相手のレベルに合わせて話してくれる。
　「ゲコ亭」でも、どうすればいいの？と聞けば丁寧に教えてくれるし、道を聞けば一番安くて早い経路を教えてくれる。
　あべのハルカスのエレベーターを降り、さて次はどうしようと相談の結果、たこ焼き山ちゃんも明治屋もパスして四天王寺へ。西に向かって配置された伽藍は大阪湾に沈む夕日を観るためとのこと。
　境内を歩き暑くなったので休憩所で自販機のアイスクリーム。好物のチョコレートモナカは売り切れだった。
　阿倍野に戻り、金券ショップで帰りのアーバンライナーの回数券を購入。JR環状線で鶴橋へ。17時頃のアーバンライナーに乗ることにし、あと1時間半時間があるので、焼肉？居酒屋？と考え、この時間から一杯飲めるお好み焼き屋へ。駅から約10分の「オモニ」は一度行ってみたかった店。店まで行くと暖簾は架かっているものの静か。「いいですか？」と一声かけてテーブルへ。まずは生ビール中500円。アテはキムチ。お好み焼きは何と「坂田スペシャル」。焼きあがるまでに生ビール一杯空け、食と鶴橋の商店街をぶらぶら。近鉄の駅は？と聞けば、みなさん酔っ払いにも親切に教えてくれる。無事列車に乗り、キムチの臭いを漂わせながら帰宅。またうまいもん食べにいこ！