令和３年３月２７日、丹沢・石棚山へ丹沢ビジターセンターから石棚沢右岸尾根（登り）から石棚沢左岸尾根（下り）経由で周回しました。その左岸尾根のA地点標高870ｍ辺りで予定していた西（Ｂ方向）に向かわず直進（Ｃ方向）してしまいました。左岸尾根は板小屋沢ノ頭から箒杉公園に向かう登山道から外れ、北西に派生している尾根です。登山地図には板小屋沢ノ頭には道標があると書かれていましたが、我々は見過ごしたのかもしれません。下山途中ですれ違う登山者が二人いました。一人目は方に『板小屋沢ノ頭は近くですか？道標はありましたか？』と聞くと『道標は無かったけど、ピークはあった』とのこと。明快な情報は得られませんでした。道標は見当たりませんでしたけど、板小屋沢ノ頭だろうと判断した地点から北西の尾根を進んでいきました。直ぐに右側に細い崩壊中の沢が現れ、これは五右衛門沢に違いないと確信し、現状位置が分かったようで少し安心しました。ところが、A地点の手前で二人目の登山者と行き交う時に、『何処から登り出したか』と伺うと、『箒杉』という言葉が出てきましたが、丹沢ビジターセンターや西丹沢自然公園という言葉はありませんでした。どうやらスマホに導かれて登山をされているようでした。後から考えると何処を登っているのかをイメージできていなかったのかと思います。その情報に私も混乱してしまい、「先ほどの小ピークは板小屋沢ノ頭ではなかったのか？今歩いている尾根は箒杉に向かうのか？まだ板小屋沢ノ頭を通過していないのか？」と理解不能に陥り、A地点で西に向かわず直進。A地点からＣ方向は緩傾斜で10.3度ほど、Ｂ方向は26.6度ほどで、歩きやすいＣ方向に安易に進んでしまいました。標高800ｍ辺りにきて来て、西方向にこんもりとしたピークを確認しました。ここでやっと、あのピークの先が丹沢ビジターセンターに通じている予定ルートだなとほぼ断定できましたが、だいぶ下っていたのでこのまま左岸尾根を下りることにしました。
ここで、板小屋沢ノ頭から予定のＢ方向の丹沢ビジターセンター（西丹沢自然公園）へ間違えず下れただろうと考えると次のような注意・観察・考察をすれば良かったと思います。
�．襦璽抜岼磴い�生じやすい要所と分岐箇所を事前に把握しておくべきだった
�∈２鶸岼磴辰�A地点では、Ｃ方向は緩傾斜（10.3度）、Ｂ方向は急傾斜（26.6度）であることを認識していればよかった（ただし、A地点と板小屋沢ノ頭の間では右手に五右衛門沢の切れ込みが確認されるだろうことは予想できていた）
��細かに地形の把握をするには登山地図や国土地理院の地図の縮尺ではなかなか難しいので、国土地理院の地図で要所の拡大コピーを持っていけばよかった
�そ亞櫃韻訌阿僕祥気�あれば各要所について事前検討をして特徴を掴んでおくことも
�ジ獣呂能于颪ε仍骸圓�ら得る情報は、信頼のおける情報ではないこともあると、これからは心得よう
写真：図解地図
その2拝見しました。
丹沢周辺は10数年前に数回渓流内部調査に赴いたきりでして、関西在住の私にとっては未知のそしてあこがれの丹沢のyasuji-さん講座のピンポイントを探すのはいささか苦労しました。
地形図では場所も特定でき、その1含め追体験させて頂いております。
大縮尺地形図ならではの地形表現もありますからね。
大縮尺地形図欲しいなと思うことは多々あります。
かつて富士砂防の業務で貸与された大縮尺地形図はレーザープロファイラによるいわゆるLPマップで、巨大転石まで等高線で描画されており、樹海の中も迷わず歩くことができました。なかなかの優れものでした。
ところで以下余談です。
大縮尺地図、例えば森林基本図や林班図、2500地形図を探してみましたが見当たりません。2500以上の縮尺で作成される土砂災害警戒区域の公示図に期待したのですが、当該箇所は該当する土石流警戒区域がありませんでした。ようやく先程「e-かなマップ」にたどり着きました。が大縮尺地形図ないですね。空中写真は表示できるのですけどね。
私が期待しているのは下記のようなweb地図です。
◆兵庫県宝塚市 https://www2.wagmap.jp/takarazuka/Portal
神奈川県のe-かなマップとよく似ていますが、背景地図表示から地形図を選択すると2500図が表示されます。
◆三重県松阪市 https://www.city.matsusaka.mie.jp/map/index.html
PDFの精度はいまひとつですが2500図がダウンロードできます。
sabo1さん おはようございます
分かりにくい日記で申し訳ありません。間違いの細かい考察なので、なかなか上手く表現できません。その日記を丁寧に読んでいただきありがとうございます。低山のルーファイはとても難しいです。ただ初めてや知らない山域ではもっと慎重に行動をしていると思いますが、地元県の丹沢ですから山域の雰囲気が分かりますし、間違いに気づいても元に戻らず、強引に下ってしまっています。なお補助ロープなどは携行していてだいたいの処は下れるようにしています。
ご存じだと思いますが、拡大地図は、国土地理院から提供されているGSI Mapsを縮尺を変えて利用させていただいています。（1/5000にするとかなり地形の把握ができます）必要な処をコピーしています。もう一段拡大することができますが、大きすぎてわからなくなってしまいます。
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