続々、ゾクゾクする話ではありません。
日本人１人当たりの平均電気消費量は7847.8kWh/年間（2011年度）で、これには製造など家庭以外で使われている電気が含まれています。各家庭で消費する電気量は、1人暮らしの場合は219kWh/月間、３人暮らしでは386kWh/月間とのデーターがあります。
山行移動で排出するCO2は電気の消費量を減らしたいと思いました。1kWhの電気を作るのに原油（石油）の場合は約0.66kgのCO2が発生するという値に基づけば次の式が成り立ちます。
�� 登山口までの車移動距離（往復）：Ｘ（km）
�� 距離Ｘで排出するCO2 （３人パーティー） ：Ｙ（CO2―kg）
Ｙ＝（0.0525CO2―kg／（ｋｍx人））ｘ３人ｘＸkm
�� Ｙに相当する電気量 ： Ｚ (kWh)
Ｚ＝Ｙ／0.66
３人暮らしの家庭が自動車利用で３人全員で行く山行の場合：
往復距離（Ｘ）発生するCO2（Ｙ）相当する電気量（Ｚ）月間電気使用量（Ｗ） Ｚ／Ｗ
400km 63kg 95.5kWh 386kWh 25％
200km 32kg 47.8kWh 386kWh 12％
164km 26kg 39.1kWh 386kWh 10％
100km 16kg 23.9kWh 386kWh 6％
結論としては、往復距離100ｋｍの近場の山行では電気の１ヶ月の消費量の節減でカーボンニュートラルを確保できるようです。往復400ｋｍの遠方の山行では25％の節減は難しい。200ｋｍくらいの山行では何とか帳尻が併せられそうです。先日集計した年間の山行アクセス移動距離は1965kmだったので、月平均164kmの実績でした。この年間距離なら、日常の電気節減で何とか帳尻が合っていました。これを踏まえ令和３年も同じペースで登れればと思います。
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