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※有意義そうならヤマノートのほうが良いのかも。
【ご質問】
以下引用します
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質問させて下さい!よく健康ランドに泊まられてるようですけど、
・仮眠室を利用してるんですか?
・だとしたら寝心地はどうですか?
・満杯で利用できないことってありました?
調べたら3千円ちょっとで利用できるんだなあと。
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【ご回答】
健康ランド運営会社によって結構違いますが、私が大好きな株式会社クア・アンド・ホテル(石和健康ランド、信州健康ランド、駿河健康ランドの3店舗+甲府のレトロなビジネスホテルを経営)ほか、「登山者にとってアプローチで価値がある場所」に絞ってご回答します。
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> 仮眠室を利用してるんですか?
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・その時々によって、常設の仮眠室・テレビルームのリクライニングチェア・その他を使い分けています。仮眠室が一番良いのですが、スマホの充電をしたいときは電源タップがあるリクライニングチェアにタオルケットを持っていってそのまま寝てしまうことも多いです。
K&Hの健康ランドはどこもあまり常設仮眠室が広くなくてすぐ一杯になってしまうのですが、必ず21時ころ以降宴会場か空いている和室の一部が臨時仮眠室になり、布団(うっすいですが)が敷かれるので場所が無いということは余程のことが無い限りありません。
※たまたまですが、一昨日(海の日の3連休初日)に信州……(通称シンケン)に行ったときは混雑+宴会が立て込んでいて仮眠室の用意が遅かったので、ファミリールームなる休憩室にタオルケットと座布団を敷いてそのまま寝てしまいました(公式OKな使い方です)。
・他の会社の施設ですと、市街地にある足利健康ランドや郡山のまねきの湯あたりは大部屋の仮眠スペースの他数か所にマットが並んでいて適当に雑魚寝ができる形式です。24Hではない普通のスーパー銭湯とそう変わりませんが、まあ普通に寝られます。
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> だとしたら寝心地はどうですか?
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・普通に考えたら良くは無いと思いますが、山小屋の大部屋やテン泊、さらには駅寝をも厭わない山好きやクラシックな自転車乗りの感覚で言えば、スパ銭の休憩場所で寝られるだけ天国だと言えます(言えるのか?)
あと、石和(通称イサケン)とシンケンについて言えば、個人的に平成初期90年代をそのまま真空パックしてテーマパークにしたかのような独特な雰囲気が好きで快適に感じているフシがあるので個人差はあるかもしれません。なお、駿河(通称スルケン)は先の2店舗と比べると方向性の違いでちょっと快適性は落ちます。
・沼田にある沼田健康ランドは、施設はぼろくていつまで持つんだ?という限界風情があるものの、仮眠スペースは一応ベッド形式になっていて広い上に+500円でカプセルを借りられたりして寝心地は妙に良かったりします。
・札幌のニコーリフレ、弘前のアサヒサウナなど、ビル型のサウナ施設でカプセルホテルを兼ねているところもあります。
※ちょっと脱線しますが、大町の薬師の湯みたいに温泉施設+カプセル併設でマイカー勢の登山者がよく使っている、みたいなところもありますね(私は行ったことありませんが)。
・他には、K&Hの3店舗もそうですが、ホテル併設のところも結構あるのでどうしても今日は疲れ果てて辛抱ならない!という日は割り切って課金で解決(宿泊)してしまうという手もあります。その場合もビジホと比べて早朝にスパ銭を利用して出発できるというメリットはあるかと思います。
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> 満杯で利用できないことってありました?
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・基本的にはありません。健康ランドはわりと自助的に入れるだけ入れるような雰囲気があって、大混雑ということはよくあるものの使えなかったことは私の経験では無いです。
むしろ、一部の人気店舗を除けば寂れてしまってどうしようみたいなところはありますが……
・例外的に、佐久平プラザ21という駅前のビジホ併設の健康ランドで、コロナのときに仮眠エリアの人数制限を行っていてタッチの差で締め出されてしまったということがあります。ここはあまり広くない施設で仮眠エリア以外は深夜滞在できず、自転車で徹夜で出発してから太平洋⇒日本海をやっている最中だったのでえらい困りました(結局近くの駅で寝ました)。
・一度だけ、信州健康ランドでコロナより前の山の日の三連休に人が多すぎてすべての空き部屋を開放しても人が入り切らず、廊下やロビーまで横になる客が溢れ出して野戦病院さながらの状況に出くわしたことがあります(このとき廊下で寝ていた一団を翌日涸沢のテン場で見かけた、みたいなこともあり、皆考えることは一緒なんだなあと……)。
※これどうなっちゃうんですか?と店員さんに尋ねると、なんとかいたします!私達はお困りのお客様を拒むことはいたしません!と笑顔で答えられて痺れました。字面にすると酷い状況なのですが、ここの健康ランドは3店舗とも社員教育一体どうやってるんだ?というほどホスピタリティが高くてびっくりするんですよね。
なお、
> 調べたら3千円ちょっとで利用できるんだなあと。
石和・信州・駿河健康ランドは会員料金(当日その場でアプリ登録可)1,540円(3時まで)+深夜割り増し1,100円の2,640円です。+年1回誕生月無料クーポンがもらえるのと、10回利用で1回無料になります。すばらしい。
上に書いていない場所だと、静岡や宇都宮など幹線沿い郊外でサウナ人気があるエリアはあるのですが、それらを除くと健康ランドは昭和の絶滅危惧種で年々どんどん減っていく一途なんですよね。かつては湯沢にも健康ランドがありましたし、石和にもイサケンの他に2軒健康ランドがあったのですが、最近20号沿いの1軒(天然温泉でした)が無くなりました。
山関係なしで言うと、東京のまねきの湯(旧東京健康ランド)や厚木の健康ランドも最近廃業してしまいました。
なんとか文化が保たれるよう応援したいものですね。
昨年、沼田健康ランドを利用しました。
仮眠スペースに入った瞬間は、「これはちょっとエライところに来てしまったかも…」と思ったのですが、ベッドでくつろいでいたら、いつの間にかぐっすり眠っていました(笑)。
他の健康ランドもぜひ利用してみたいと思っています。
沼田健康ランドの仮眠スペース、「エライところに来てしまった」感、わかります(笑)
20年くらい前に行ったとき当時ですでにだいぶ限界感あったのですが、最近再訪したらその時のままさらに深化が進んでいました。
健康ランド泊、場所にもよりますが公共交通機関利用での山行でベースキャンプになるので便利なんですよね!上にも書きましたが、石和・信州・駿河健康ランドはすごいですよ!令和の時世信じられないくらいいつ行っても活気で溢れています。フードも美味しいし、むしろ健康ランドが主目的なのでは?みたいなときも度々あります。機会あればぜひ。
石和温泉、信州、駿河健康ランド3館共通回数券持ってます。
1年間有効、8枚綴りでデジタル回数券割引で1万円、1泊たったの1250円です。
仲間と一緒に使えるので、有効期限内に使い切れます。
仲間たちも私もドケチなので、宿泊料金のかかる午前3時より前に退館してます。
信州健康ランドは北アルプス、中央アルプスの前泊に、石和温泉は南アルプス北部の前泊にピッタリの立地ですよね。コインランドリーもあるので、連泊にも便利です。
おお、共通回数券を仲間とシェア、良いですね!賢者ですね。
私は長らく自家用車を持っていないのですが、山梨百名山を回っていたときには(意地になって?)百座ぜんぶ公共交通機関のみタクシーレンタカー無しで行こう、と思い立ち、イサケン+自転車(輪行)で何とかしました。K&Hさまさまです。この時は一人でも回数券買えば良かった。。
他にK&Hグループネタで言うと、
・甲府のプリンスホテル(あのプリンスとは何の関係もない相当レトロなビジホ)に泊まるとチェックアウト当日の3館無料券がもらえるので、実質1泊の料金で3日間近隣に滞在できると言えます(言えるのか?)
#追記訂正:2023/12〜より無くなってしまったようです。失礼しました〜
https://www.kur-hotel.co.jp/kofu/news/kenkolandtokuten
・3館間送迎バスは時間が合えば石和⇔村井⇔興津間の最安の交通手段として使える(なんせ無料なので……)
等々の小技もあり、気付くと山よりイサケンがメインの休日みたいになっていることもしばしばです。
深夜料金については、基本電車ユーザーなので1,100円課金で始発までのんびりできると割り切っています(ただし、自転車があるときは3時から走り出します笑)。
駿河だけは場所柄もあって若干使い勝手が違うのですが、それでも静岡駅の始発バスなどに乗り継ぐのに使えるので安部奥、オクシズ方面などに行くのに重宝します。
何に使おうかワクワクしますね。
▼健康ランド入館無料宿泊特典終了のお知らせ【2023/12/1~】
https://www.kur-hotel.co.jp/kofu/news/kenkolandtokuten
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