人間年齢にして90歳近かっただろうか、目が白濁し、右足には腫瘍が見られ、最近では心肺が弱まっているのか、横になって寝て過ごすことが多くなっていた😞。
12年前、ペットショップで2980円で売られていたウサギ。少しばかり成長して大きくなっていた子ウサギは、『どなたか安値ですので引き取ってください。』と言わんばかりに店内の通路に目立つようにゲージが置かれ、それを不憫に思ったので引き取ることにした。
新しい街での新しい生活。ウサギと暮らす日常が始まった😃。
飼い始めた頃、近くの河川敷に連れていって、ほんの少し目を離したら浅瀬で泳いでいた。『やんちゃなウサギだな〜』と思い名前を『やんたん』にした。ヤマレコのプロフィール名もここから来ていたりして。
自分の山登りシーズンはほぼ夏期に限定される。北海道の登山道のある山に全て登る目標が出来てから、シーズン中は前日に仕事が終わってから遅い時間に出発し、登山口付近で仮眠。翌日(当日)登って夜に帰宅するということを繰返した。
冬は冬で仕事の方が極端に忙しくなる為に帰宅がまた遅い。
シーズンの前後以外は、ウサギにほとんど構ってあげられなかったと思っている😞。
『ウサギは寂しいと死ぬ』と言われることもあるが、この根拠はない。しかし、猫や犬と同様、しっかりとした感情表現があり、飼い主の気を引こうとしたり、甘えたり、時には気遣いをしてきたりもする。
そして、走ったり跳ねたりと、実に行動的なのだ。
狭いゲージに閉じ込めておくようなことはしなかった。押入れとゲージを直結させ行動範囲を広げてあげたり、ここ数年は部屋を自由に跳ね歩けるようにしてあげてた。
登山をしない休日には、よく河川敷に連れていった。日溜まりの下で眩しそうに目を細めるウサギ。見える広い世界に警戒してか、犬のように喜んで走り回ることはしなかったが、草や土のにおいを感じて欲しかった。
抱きかかえながら、近くの低山に一緒に登ったことも🐰。往復30km以上の長い堤防のハイキングに出掛けたり、本州への車での旅行に連れていったこともあったり・・。
そんなウサギも高齢になり、いつか来るだろう日を覚悟していた。今年になり、自力で起き上がることも困難になってから、帰宅した時に安否を確認する日々。
お別れの日はやってきた。仕事を終えて帰宅すると、横になっているウサギ。いつもなら声を掛けると首から上を動かして反応するのだが、その反応がなかった。呼吸の為のお腹の動きもなかった。今日がその日だと瞬時に思った。
抱きかかえるとまだかろうじて息があった。体はすっかり冷たくなっていた。
毛布で包んであげ、ソファーに寝かして撫でながら横で『これまでありがとう』と話しかけた。自分が帰るまで頑張ってくれたんだね😢。
口元に好きだった根菜を持ってゆくも、食べようとする仕草は見せたがもう食べることはできなくなっていた。呼吸も苦しそう。目を開けることもできなくなっていた。
30分も経たなかっただろう。滅多に鳴かないウサギが3度4度鳴く。痙攣も。
『もう頑張らなくていいんだよ。』、『ゆっくり寝な・・』と泣きながら声を掛け続けたが、ウサギは最期、静かに旅立っていった。
あれから毎日写真を見たりして、生きていた頃を思い出している。ふと、こみ上げてしまい泣いてしまうことも。それだけ大切な存在だったということだと思う。
お別れしてから、ウサギの生涯が幸せだったのかどうか考える日々。
動画などでウサギが好きな飼い主に見せたりする仕草が紹介されているが、甘噛みしたり、顔や手を舐めたり。足元を動き回ったり、じっと見つめたり・・・。自分にもそんな仕草を見せてくれていたウサギ🐰。
時が経てば少しずつ考えなくなるのだろうけど、今はこうして苦しむことも一緒に連れ添っていたパートナーとしての死後に注いであげられる愛情だと思っている。
長い文、読んでいただきありがとうございましたm(__)m。
ペットロスされた方と共有出来るものものもあるのだろうと思い綴ってみました。
旅立ったウサギの為に自分も元気になります😃。
向こうでもヤンチャしながら、時折こちらの姿を見守ってくれることでしょう(о´∀`о)
昨日、夢に出てきてくれました😃
屈んでいると目の前に突然バッと現れ、元気そうな姿を見せてくれました。
そばにいるんだなって感じました🐰
うさちゃんの名前だと思いませんでした。
12年はうさちゃんにとっては大往生なんやろうけど、一緒に過ごしてると、まだ12年ですよね。
リードを着けて外出なんて、我が家からすれば、夢のような状況です。
昔、一緒に過ごした、我が家のうさちゃん達のロスの時も、奥さんとあのこはこうだった、このこはこうだったと、今でも話してますよ。
思い出す時間や表情も懐かしく、楽しい思い出に、少しでも早くなるよう願います。
拙い日記、読んでいただきありがとうございますm(__)m
今でも毛繕いしたり、追いかけてきたりする仕草を鮮明に思い出します。それが12年間の日常だったので、なかなか受け入れられないでいましたが、今は少し冷静に受け止められるようになりました😊
こうして考えてみると、一緒に過ごせていたことがとっても幸せな時間だったんだなぁって改めて思います。
同じように飼われていた人も、みんなロスされた時に同じ気持ちなるのだと思うと、自分だけではないんだなって励まされる思いです。
ありがとうございました🐰
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