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自分が生まれ故郷の北海道に戻ったのは15年以上前のこと。丁度、今ぐらいの時期に帰郷したあの年は夜は肌寒く、毛布を被って寝るなど、帰って来て早々に北海道らしさを実感したものだが、今は夜でも扇風機を回して心地好いぐらい。
温暖化の影響は、残雪頼みの北海道の夏山縦走登山の様相も一変させている。例年ならお盆の前後までは残雪が残り、大雪山系の縦走コースなどは水の確保として雪解け水の恩恵を得られたりするものだが、今年は7月の後半にコース上の主だった水場をあてにすることが難しくなっていた💧。
層雲峡のビジターセンターで得たそんな情報に唖然とし、お盆時期のトムラウシ〜オプタテシケ間の縦走計画に頭を悩ませたりもした(代案として沼の水利用の為に新たに浄水器を購入したり・・、結局はガス予報で行かなかったけどね❗)。
テン泊しないとたどり着けない山、縦走前提の山が目標としていくつか残ったままになってる。狙いを定めていたお盆時期にしか出来ない登山にも少なからず影響が出始めたり・・。
また、それだけではなく異常気象による豪雨で林道が崩壊→登山口まで徒歩のアプローチ追加→登山者が激減して藪化する登山道・・という流れで登頂困難になった山もいくつか😢。
数年でこうなったように思う。本州の都市で気温が40度近くなるニュースを見て驚いているが、ここ旭川でも30度越えが毎日続いいたり、以前はなかった熱帯夜や、高い湿度、無縁だった梅雨がもう当たり前に。クマによる被害も格段に増えている。
更に数年経てば、登山にも別の困難な問題が出てくるのではないかと考えたりする夜・・。
温暖化や異常気象の原因はいくつもあると思う。貧困と格差の拡大を抑制することに消極的なことや、既存の経済システムによる利益第一主義を黙認していることなどなど・・、僕らが一度立ち止まって冷静に考えてみるべきことは多いかもしれません💧💧💧
薮化も深刻な問題ですよね。管理者が年老いてしまったり、キチガイクレーマーがいたりして手続き対応が煩雑化することにより責任のたらい回しになったり、山小屋のような管理者がいたとしても結局活動費が賄えないのでは…仕方ないですよね。
でもこの原因もほとんどが人間なんですよね。みんながみんな自家用車移動ばかりだから、温暖化に寄与するし地方にまともに金を落とさない。地方は移動しにくいんで理解はできますが、都会の人間は正直車持つ必要ないと思います。日本人が車捨てたところでたかはしれてるかもしれませんが、それでも個人の意識が変わらないことには何も起こりません。私が100%公共交通機関なのには、バックパッカー時代そういう認識を得たことにもあります。どこかのクマ本に書かれてましたが、クマは、というより生物も環境もルールは守るんですよね。守らないのは人間です。
とはいえ、トヨタ様は日本最大の企業ですからね。子会社のデンソーも日本10位、アイシンも超巨大企業。どうにもならないんだろうなぁと思ってます。
ガスの日、確かに増えたような気がしてます😰
これだけ温度や湿度が高いと雲も発生しやすくなるのかなと・・。藪の伸び具合も拍車をかけているように思います。
同じ山を雨降りの日と雲を通り越して雲海の上で青空の中、登ったことがありました。やはり、苦労して登るのなら、展望があった方が断然良いに決まってる。
しかし、街では空が見えてても、山は雲の中・・みたいなこと多くて、なかなか山に繰り出せない日が続いてます。
公共交通機関への移動、北海道はなかなか難しい面もありますが、以前、札幌の山に登る時にJRと地下鉄、バスを乗り継いで活用したことがありました。登山口まで2kmぐらい余計に歩きましたが、乗り換えの待ち時間が逆に楽しかったり、山に登る前から山旅しているようで楽しかった記憶があります。切り替えられるのなら、思いきって自家用車で登山口に行かないことも検討する価値大ですね❗
温暖化は人間が引き起こしたこと・・。そうなんですよね💧
企業の生産は社会貢献でもありますが、利潤が第一となっている為に必要以上の生産とそのサイクルに僕らが振り回されている感がしてならないです。裏金問題なんて、便宜を図る政治家と利潤の為の有利な経済政策を求める一部の企業の関係丸出しみたいで、人間のせっかくの理性をも曲げてしまうそんな社会なんだなってつくづく思います😭
そして、僕らはその上下生産システムに組み込まれつつ、毎日生活の為に順応しながら働く、悲しくなってきます。
登山、ハイキングは自然に触れあう大切な時間。そこで感じたことを実生活の場で何らかの形でも意思表示につなげて行きたい、そう思う日々です💧
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