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海沿いに道を通すことが困難であることから、1857年(安政4年)、増毛の漁場を請け負っていた伊達林右衛門が幕府の命を受け莫大な私費を投じて完成させた山道は、石狩市幌〜増毛町別苅で全長33kmにも及びます。
廃道となっていたその山道を復元し、草刈りや標識の取り付けなどの維持をしている会が行う整備活動に昨日、参加してきました(2025/6/14)🌿
この日は山道の要所であり、当時、馬や郵便物の交換や行き交う人の宿泊する場所でもあった《武好駅逓》(ぶよしえきてい)までの作業となりました。
建物は倒壊により無くなっていますが、当時の常駐人の飲んでいたビール瓶や使用していた皿の欠片などが残されたままになっていて(写真の1枚は駅逓そばの水場にあったビール瓶)、とても興味深いものが点在していました。
山道には、他にも当時の電柱や水準点なども見られ、北海道遺産として登録されています。
この山道の維持には多くの人手が必要💧。草刈機などを使い、苅った笹や枝をスキで除去する活動です。留萌振興局や自衛隊の人たちもこの山道の維持活動に参加してくれています。
あちこちの登山道の荒廃を目の当たりにして参加するようになりました(まだ2回目の参加😅)。僕たちが普段、山登りで利用する登山道や山道を維持しようと尽力されている人たちがいるということ、また今、そうした活動をする人たちが高齢化となり整備が難しくなっていることなどを心に留める必要があると、最近、強く感じるようになりました🙈。
北海道にある、登山道のある山を全て登ろうと目標を持って山登りを続けています。体力が落ちてきた最近、辛いこと、苦しいことも多くなりました。
でも、その裏で歩き易いように整備してくれている人たちがいるって考えると、自分も頑張んなきゃなって思ったりもします。
自然はもちろん、支えてくれている人たちにも感謝しながら山を楽しもうと思います🤗。
かつて留萌本線が生きていた頃、増毛まで行って〜箸別駅、舎熊駅〜瀬越駅と歩いたのでこのあたりは思い出深いです。整備してくださってるのだし、いつか暑寒別岳歩いた後に行こうと頭の片隅に留めておきます。今は何もできませんが、整備応援しております。
(バスだけデマンドでもいいから運行してるとありがたいな〜…でもまぁ無理だろうな…)
夏山ガイドにも掲載されましたが、現時点では行政側の意向で会の主宰するガイドトレッキングに参加して歩くこたが推奨されています。なので一般的に広く解放されている状況ではないというのが現状なんです💧。
整備する側としては、せっかく整備しているのだから、もっと多くの人たちに利用してもらいたいというのが本音なのですが、責任を負いたくない行政が一般開放に踏み切ってこれは、林道の交差などで一部わかりにくい箇所があるなどの
行政が山道の一般開放に踏み切れない理由は林道が数ヶ所で交差するなど、道迷いの危険があるからとの理由だそうですが、会としては標識を取り付けるなどの努力を続けている最中で、やはり多くの人に親しんでもらいたいとの一心で整備を続けています。
その辺りの兼ね合いはまだ流動的ですが、誰でも歩ける歴史ある山道の実現に向かっているということは間違いありません🐻
増毛山道と検索してみてください。会のhpにもたどり着けると思いますので、秋に行われるガイドトレッキングへのご参加もぜひ検討してみてください🤗
山道には随所に当時の遺物が残されていますので、説明を聞きながら歩いてみるのもまた楽しいかと思います🌿
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