mumcharlieさんに、出し惜しみするな〜、って言われたし…(笑)
河出書房から出ていた雑誌「山」です。
この雑誌の存在は、全く知りませんでした。
これ、一冊しか持っていません。
写真は、昭和23年10月1日発行 10月号です。
定価は40円です。
河出書房らしく?文字ばっかり…。
図版、写真は少ないです。(すべてモノクローム印刷)
しかし、松方三郎、柳田國男、田部重治、冠 松次郎、などなど、錚々たる執筆者達です。
誌面中の広告は、ヤマケイとは対照的で、殆ど無い。
格調高い雑誌です。
左)表紙(イラストがレトロです。)
中)口絵:新雪の穂高
口絵の解説文
10月30日 晴 石部幸弌
深秋の某日、大瀧山々頂近くにたつて新雪の穂高嶽を眺める。
寒風凛烈、耳掩いをした耳朶も凍りそう。
昨夜の新雪は止んで、山稜の窪地を埋めて尺に達した。
梓川の川面には紗のような朝霧が柵引き、その底に寒林は夢のように浮かぶ。
上半身を新雪に粧はれた穂高は硏鏡の輝きにも似て崔嵬なる岩角は個々幽光を放つ。
正に穂高偉観の一つである。
右)裏表紙(ビタミン剤の広告)
(目次)
日本山岳会のあり方・・・松方三郎
山と休日・・・柳田國男
山の形と島の形・・・大塚彌之助
☆特集 富士山共同研究(座談会)
佐藤順一・足立源一郎・伊藤愿・松方三郎
技術研究「岩登について」・・・伊藤洋平
月山に登る(九)・・・田部重治
八ヶ岳・・・藤森成吉
山岳周辺
入山公の人馬鞍・・・足立源一郎
花と山旅・・・坂倉黎子
山の街・・・浜野正男
山行ルート(尾瀬・甲斐駒・赤城)・・・日本山岳会推薦
外國の山の思い出・・・田口二郎
山友達(宇治長次郎)・・・冠 松次郎
岳の紅葉・・・山下一夫
山行の食物・・・黒田初子
山の良書・・・松方三郎
『ナンダ・コート初登頂』・・・堀田彌一
(全62ページ)
こんばんワン^^
林檎家さんて凄いというか凄かったんですね。
21年の山渓が5円で、こちらはの23年は40円だから8倍以上?
柳田国男?学生時代に勉強したっけ?
どれも、お宝で今凄い金額の値打ちがあるでしょうね
お金の事ばっか
dejavuさん、こんばんWAN
いつも早々とコメントをアリガトね〜。
ん?ワタシ、凄かったかな?まぁ、イイや
そうそう、ヤマケイに比べると、定価が高い?ですね。
戦後は、かなりのインフレだった様です。
それと、この雑誌には広告が無いので、その収益も無い為に定価も高くなった?
…と、考えています。
これらの雑誌の価値は、どうなんでしょう?
せいぜい、一冊、高く見積もっても1000円位じゃ無いのかな?
あはは。
お金は、命と同じ位に大事ですからね〜
こんばんワン!
続けて古い冊子を!
執筆された方が、勉強不足でワカラナイ^^;
(この方々を知らんのか!ってお叱りを受けそう)
ただ、裏表紙の結核の予防に「ミゴー」、
てのにビックリデス^^
shippokuruさん、こんばんWAN〜
そうそう、結核の予防に「ミゴー」!
これも、インパクトある広告ですね。
松方三郎、田部重吉、冠 松次郎…。
ヒマな時、ネットで検索してみて下さい。
ちょっと、いや、かなり、有名です。(笑)
すごいですね!
博物館ものです。。。
林檎屋さんは、この頃から現役の登山家と言うわけでは・・・??まさかね
クロスさん、コメ、ありがとう。
ワタシは、既に、この頃は登山家でした!
(…ウソ!)
まだ、生まれていません〜。
でも、若い頃は、昔の登山家に憧れていたのは、事実です。
特に木暮理太郎は、好きでした。
木暮理太郎の著書「山の思ひ出」は愛読書でした。
この本は、今も、実家の倉庫に眠っているハズです。
うわ〜っ、でた〜っ第2弾!
これでは寝る時間が無くなる
明日編集します
冠 松次郎、おねだり予定
おやすみなさい・・
追記です
北風に押されチャリで帰宅しました、朝は時間が無くて追記コメント書けずに御免なさい
画像1枚目、チロリアンハットとは違いますよね〜
何と言う帽子なんだろう?
2枚目、口絵の解説文が漢語調で格調高いですね〜
3枚目、ミゴー ビタミンAD糖衣「球 」
「錠」とは言わなかったんですね
もしかしたら日本に現存する唯一の本かもしれません、貴重な物をお見せ頂きました
★冠松次郎さんの記事、出来たらお願いします
「ヤマレコ名刺ver.2」届きました、すごくうれしいですぅ〜
有難うございました。
ニューバージョン、初渡ししたら報告します
それでは〜
リクエストは、ご遠慮なく〜。
では、おやすみなさい
こんばんは!
今日は寒かったですね。
ワタシ、自宅から事務所までは徒歩10分弱ですが、今日は、薄手のコートを着ましたよ。
穂高の解説文、イイ感じですよね。
文章だけで、情景が見えて来ます。
好きです、この書き方…。
表紙も裏表紙も、興味深いですね。
名刺Ver.2、無事到着、よかったです!
冠松次郎さんの記事、後ほど、Eメールにて添付します。
では〜。
古い本は、まだまだ、有るでよ〜!
PS
河出書房の「山」について、ネットで調べましたが、情報は有りませんでした。
ひょっとして、かなり珍しいのかも知れませんね。
古今東西の本は全て所蔵していると豪語している国会図書館に時々行くので、今度行った時有るかどうか調べて見ますね。
もし無かったら・・、ひえぇ〜
是非、確認をお願い致しますぅ〜
はじめまして。Boulder05と申します。
昔の山岳雑誌の紹介、とても興味深く拝見させていただきました。
私も社会人になった頃、悠久堂や穂高書房などの山岳古書専門店でこういった昔の山岳雑誌をいくつか買い求めたことがありました。しかし、その後の引越しなどのときに皆処分してしまいました。今思い返すと返す返すもったいなかったと思います。
さて、この『山』ですが、これは戦前、梓書房が創刊したもの(30号で廃刊)を、戦後に、日本山岳会の有志が再創刊したものです。
なので、このように山岳会の重鎮や著名な執筆者が目白押しです。
なお、写真1の表紙を見て気がついたのですが、左下にある日本山岳会のロゴマークが左右逆になってます。提供された写真版を逆さまに焼いてしまったのでしょうか? 自分の会の由緒あるマークなのに、ちょっと不思議です。
ところで、紹介されている執筆者に、「田部重吉」とありますが、これは「田部重治」(たなべじゅうじ)の誤りではないでしょうか?
こんばんは!
コメントに気が付くのが遅くなり、すみませんでした。
貴重な情報のカキコ、ありがとうございます。
古い書籍、雑誌、ついつい捨ててしまいますよね。
私も、随分と捨てて、今になって後悔したりしています。
でも、少し残っているので、それが自分のお宝です。
この「山」は、確かに、山岳会の重鎮や著名な執筆者が目白押しなので、スゴイ!と思って居ました。
その理由は、Boulder05さんの説明で良く分かりました。
ありがとうございました。
さらに、日本山岳会のロゴマークが左右逆、これは気が付きませんでした。
面白いですね。
なんだか、この雑誌、更に価値が増した?ような気が…(笑)
それから「田部重吉」は「田部重治」の間違いです。
ご指摘、ありがとうございます。(訂正しました)
では〜!
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する