確か年末に放送してたような、見ましたよ。
mieさんの「ドローン…」の日記にコメントがいっぱい載ってたので、もう一度、ドローンの功罪を含めて、上記放送の感想を書きたいと思います。
勿論、すばらしかったですよ、朝日に輝く穂高の岩峰を余すことなく映し出してくれて…。でもちょっと待ってー映像では無音だったか、BGは静かな音楽だったような気がしますが、実際は、あの静かな谷間にドローンの騒音が響き渡ってたんでしょう。
それにドローンを操作してる人は、実際の景色を見ることなく、端末の小さな画面を見ながら操作してるんですよね。ーわざわざ奥穂の山頂に着きながら、まあ、仕事だから仕方ないか、と思いますが可哀想ですね。
私がこの放送で一番印象に残ってる所は、撮影隊のメンバーが、涸沢から稜線に向けて、ラッセルしながら上がってるとこです。膝下ほどの雪を一歩一歩踏みしめながら登って行くーキュッキュッと感触まで感じられそうです。(まあ、春に一回だけ行ったことがありますから)。この部分は、ドローンじゃなく、カメラ班があらかじめ上方で待機して撮影したものと思います。
別にドローンを駆使しなくても素晴らしい映像は撮影できると思います。まあ、何を撮影したいか、の意思の表現でもありますが…。
人間は五感の動物です。山頂に立って展望を楽しむ時、素晴らしい展望だけでなく、凛とした空気、静寂、かすかな風の音、山の匂い…などいろんな要素がありますね。だから写真だけでは伝えきれない、ましてドローンでは(ドローン撮影では、撮影者は実際の景色を見てないんですから)。
まあ、開けた場所での遭難者の捜索など、ドローンの活用は一杯あるでしょう。でも山の上は飛ばしててくれるな、と強く思います。
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