![]() |
![]() |
![]() |
頂上へも行けず、雨の中登るのがわかりきっているのでキャンセルさせてもらう。
今期の冬山は5勝3敗となった。冬の登頂はやはり天気次第である。
雨で暇なので、山岳展望の話しでも残しておく。
僕は毎日大船から小田原まで東海道線で通っている。かなり時間がかかるが、途中の丹沢の展望に救われている。
夏場は全然だめだが、冬の、特に今期のように雪が多いときには実に立派である。
大船から平塚までは特筆すべきところはなくて、相模川を渡るときに丹沢の全体が見えるだけだ。
大山はさすがに大きくて、古くから霊山とされてきたわけがわかる。
塔ノ岳は正面だからよくわかるが、電車が移動するにつれて、なかなか南側からは見えにくい秘峰が見えてくるのが楽しい。
大磯を過ぎて、大磯城山公園の切り通しを過ぎると、右側に西丹沢の山々が広がってくる。
雪がつかないとわかりにくいのが檜洞丸である。
この山は二宮と国府津の間の橘あたりが一番よく見える。すぐ左手に鋭い同角の頭を従えている。
国府津を過ぎて、正面に富士山が広がるあたりから酒匂川の鉄橋までがハイライトだ。
檜洞丸の右手、雨山峠の窪みの奥に見える大きな三角形は臼ヶ岳である。
蛭ヶ岳は雪がつかないとわかりにくい。
臼ヶ岳は蛭ヶ岳と檜洞丸に挟まれてあまりぱっとしないが、ここからみると立派である。僕は何十年も前に主稜縦走で通ったことがあるのみだ。
酒匂川あたりからは高松山の左手に畦ヶ丸が顔を出す。山頂部がようやく見えてくるだけである。
高松山と畦ヶ丸の間にある気になる三角形は日陰山。
山頂はぱっとしないところらしいが、見る限りは行ってみたくなる三角形だ。
左手の大きな双耳峰に見える山は御正体山と菰釣山。もちろん双耳峰ではなく、間には道志の谷がある。
雪が標高の高い御正体山だけにつくとはっきりとする。
菰釣山の右のかわいい三角形は世附権現山である。
八王子あたりからは大きく見える大室山は、こちらからは隠れていてみることができない。
そのかわり、矢倉岳から金時山、明神ヶ岳などの箱根の山をみることができる。
矢倉岳のとなりの、山腹に絆創膏のような切り開きがある山は鷹落場である。その右手は不老山などの山だが、特徴がないのでわかりにくい。
西丹沢は山名のないピークがたくさんあるから、地形図と照らし合わせてみると面白いと思う。
残念ながら電車から写真を撮ることは難しいし、もう春霞の時期だからカシミールで作ってみた。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する