昨日は、秋田駒までの移動の車で自然保護観察員のY田
さんと一緒だったので、色々と話を伺うことができた。
雫石町の自然保護観察員の場合、夏山シーズンの6か月
の間に100数日担当のコースを巡回し、草刈りや危険個所
の補修などを行うのですが、Y田さんは烏帽子岳の担当。
そりゃあ、年に何回かは熊とニアミスをするらしい。
「あいづら、マナコ(目)はいぐねえが、鼻は利くじゃ」
頭あげてクンクンってするのは、そういう理由だろうと。
(年に100日以上も巡回する)オラの匂いを覚えている
ようだ、とY田さんは言う。
マムシ坂を登り切った小湿原の木道で、熊が遊んでいたが
Y田さんが近づくと地団駄を踏んで藪に逃げて行ったことが
あるらしい。
たぶん、もっと遊んでいたかったのにY田さんの匂いがした
から逃げなくてはいけないと思ったのだろう、と。
他にも、藪の中で寝たふりをしている熊もいたらしい。
それは、Y田さんを認知しているかららしい。
ただし、たとえ認知していても、出会い頭はヤバいと思う
と言っていました。
山では熊に襲われたことがないY田さんも、自宅の畑近くで
襲われたことがあるそうだ。
追いかけられて転んでひっくり返った足がたまたま熊の顔に
キックする形になり、難なきを得たという、いまだから言える
笑い話があるそうだ。
自然保護観察員の方々って熊鈴など持って歩いていませんが
そういう匂いのことがあるからなのかなあ?
ボクは、ソロの時は熊鈴持参です。
私も熊鈴をジャガジャガ鳴らしますが、逆に鳴らすと気配が感じられないという方もいますね。
臭いと気配を五感を研ぎ澄まして感じるのだ!と
山業界の先輩方に言われます。
何故にせっかく山に登っているのにラジオや鈴を
鳴らして自然を感じない?と。
だって、熊は怖いですもの。
修行が足りないだけではすまされないと。。。
gogo55さん、はじめまして。
>何故にせっかく山に登っているのにラジオや鈴を
>鳴らして自然を感じない?と。
この言葉に感動しました。
なかなかこのとおりにはいかないのが現実ですが。。。
自分が山に行くのは、これだ、と改めて気づかされました。
素晴らしいお話を、どうもありがとうございました。
はじめまして。
別な自然保護観察員の方は、ここら辺の熊は人馴れしているから
怖くないよ、と言われるのですが。。。
集団登山をしているのにラジオをかけている人には注意しますが、
ソロの時は鈴は手放せない自分です。
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