先月のはじめに登った御嶽山。
その数週間後に起こった噴火は、大惨事になってしまいました。
犠牲になった方々のことを思うと本当に心が痛みます。
私が登ったあの日の楽しい思い出まで、いまでは、
なんだか悲しいし、恐ろしいし、そして残念でなりません。
私の周りの人たちは、会社の同僚やら、友達やら、
家族やら、マンションの管理人さんも、わたしが
もしかしたらあの場所に行ってたんじゃないかとか、
違う日でよかったねとか、言ってほっとしてくれました。
テレビのニュースで、懸命に捜索活動を続ける自衛隊員や、
無事を祈る家族や、自治体の関係者や、さまざまな人たちの
悲痛な表情を見てると、登るときは一人でも、たくさんの人たち
の強い思いを背負って登っているんだなと、考えさせられました。
登山には少なからず、つねに危険がつきものです。
どんなに万全を心がけていても、今回のような惨事に遭遇して
しまうことはあり、絶対的な安全などないのです。
自己責任とはいうけれど、自分のために気を付けるんではなくて、
その山に関わる全ての人たちのためにも、無事に下山しなければならない。
今回のことで、山に登ることをやめたりしようとは思わないけれど、
決して無茶や無理な行動は慎むべきだし、少なくとも、
登山届・下山届だけは、必ず出さなければ、と
あらためて思い知らされました。
そうすることが、多くの山々が永くみんなに愛され続ける
ことに繋がることを、教えてもらったような気がします。
しばらくはあの山に登ることが出来なくなりそうですが、
いつの日かまた元のように美しい姿を取り戻してくれることを願って、
その時を気長に待ちたいと思います。
そして今回の災害で犠牲者になった多くの仲間たちの冥福を
心から祈りたいと思います。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する