奥州には古来多くの不運の死者があった。
そればかりではない、屠殺された禽獣魚介もまた過去現在
ともに無数である。
精魂は皆、他界に去り、骨は朽ちて土くれとなった。
そのすべての御霊を、この鐘の音にて極楽往生させてあげたい。」
金色堂で有名な、中尊寺落慶供養願文。「炎立つ」という小説を読んで
藤原経清、清衡、そして安倍の人たちを好きになった。小説だから、脚色
している部分もあるだろうが、・・・
特に、清衡においては幼いころからの逆境や、様々な苦難を乗り越えて、
東北に大きな都を築き上げた。普通なら侵略してきた相手や、戦った敵を
恨んだり、憎んだりすると思う。しかし、清衡はこの願文において、憎む
べき敵だけではなく、全ての生き物さえ極楽往生することを願っている。
差別が当たり前でさえある世の中で、なんということだと思った。
そして、清衡が築きあげた平泉を実際に見たいと思った。
3月に仕事を辞めたので、今がチャンス。10月、20日程度の日程で、
紅葉にそまる錦秋の山々をめぐり、温泉につかり、美味しいものを食べて、
平泉を見て、最後に東日本大震災の被災地を見て(地元の人に迷惑がかか
らない程度に)帰りたいと思っている。
自分に何かできることは無いのか 「悶え 加勢する」
帰ったら、就活しなくては。この年で結構つらい
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