人形供養

急なことだったけど、娘からの情報で人形供養に同行しました。いつもみじまい（身終い？）のことを考えている自分にはよい機会です。高校時代、仏のペンフレンドから送られた人形３体。リヨンから遥々海を越えて日本の片田舎にやってきました。その後の６０年を一緒に暮らしてきました。着たきりのドレスには年季が入り、お顔のつやもなくなりました。（私の方からは日本人形を贈ったけれど、、互いに消息は分かりません。）
北山の輪王寺の本堂の前に、沢山のぬいぐるみや人形が所せましと段を埋めていました。丁度供養の始まりに間に合い、数人のお坊さんが般若心経を繰り返し読経。次に参列者の焼香です。私たちが着く前に餅つきがあり、焼香の後参列者全員にふるまわれました。臼で搗いたばかりのお餅に小豆餡を絡めて、とても美味しかったです。
段の一番手前にいた娘の人形は亡夫が買い与えたもので、ことさら可愛く輝いて見えて、この面影はずっと忘れないでいようと思わされました。