出町柳駅に着き、近くの商店街、小さな映画館の隣に古書店があったなあと先ずは立ち寄ってみれば「2001年版 山と高原地図50 京都北山2(調査執筆/北山クラブ)」があった。快哉!
これだけでも十分な収穫、今日はこれまでかなと思いつつ下鴨神社の会場へ。
昨年同様、北へ向かって左側の店舗群から順に、目を皿のようにして各店舗の棚や平台を巡っていく。
納涼と銘打っているも何かの間違いではなかろうか、街中の暑さはかなり厳しい。山でもよかったかも。
左側の店舗が尽きた先、トイレのあたりで小休止するのも昨年と同じ。引き続き反対側の店舗を巡るべく南に進む。
膨大な書籍数ながら総じて山関連は少ない、昨年は折返し半ばあたりの店舗でナカニシヤさんの山書を数冊見い出し購入したんだった...とある平台に山書の連なりを確認、背のタイトルを順に眺めていくと...あった。この数年、ネットで幾度も検索し、京阪神の古書店はもとより神保町を通った折にも探してみたが見い出せなかった古いガイド本、
「京都北部の山々 丹波・丹後・若狭・近江」金久昌業 著(昭和48年発刊)
もう私のもとへ配されるのはこの世にないのかもと諦め気分だっただけに、これは嬉しい。
北山の峠本とは違い、地図と併せても西宮市からの往復の交通費の半額にも満たない金額で入手。その値からすれば希少本ってわけでなく、一般のヤマヤさん界隈で重用されるシロモノではなさそう。
金久氏の文章から読み取れる山感が好きなんで、氏が著されたものがあれば読んでおきたい。ただそれだけ。
ええ、山と高原地図の古い冊子にもちょこっと載ってるんですよ。
奇しくも、地図と本は同山域、これまたラッキーなのかも。
もう当分はええことないかもね。(^_^;)
偶然読んでいた本とこの日記が繋がりまして…コメントしています。
読んでいるのは、森見登美彦さんの「夜は短し 歩けよ乙女」という、
笑える小説? 少々変わった恋愛小説です。
第2章の下鴨納涼古本祭りと不気味な闇鍋の部分なんですけど、
主人公たちが目を皿のようにして本を探している部分が、MDfreakさんと重なりまして。
俄然、古本祭りに興味が湧きました。
日々読んでいる本は、市の図書館から借りていますが、
たまにはそんな大きな古本市に行きたいーーと思いコメントした次第です。
なるほど、そうなんですね...って、せっかくコメントいただきましたのに、はてさてどう反応したものか思案しつつ只今のタイミングでの返信となりました。😅
下鴨納涼古本まつりが著名な作家さんの小説で取り上げられているとは知りませんでした。確かに古本市としては規模が大きく、炎暑にも関わらずけっこうな人出でしたからよく知られてるのでしょう。
昨年末は神戸三宮の古書市にて、岩科小一郎著「山麓滞在」(昭和17年刊)ちゅうのを入手。同書は国立国会図書館デジタルコレクションにあるのがわかってたものの、この値やったらええかってくらい安価だったので、また、早川ポケミスのがあり懐かしくなってハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」を一緒に購入。普段は絶版になった和洋ミステリーを中心にあれこれ古書店を巡ってます。高いのは買わないんですけどね。
下鴨の古書市以来、憑き物が落ちたかのように目を皿のようしてとはなっていない...はず。
今年もあるのか下鴨の古書市? もう行かへん...いや、また足を運びそうな。😅
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する